2012年3月31日

まるで台風

天気予報で言っていたとおりなのですが、風の強い一日でしたね。夕方になったら少しは収まるかと思いきや、そうでもなく吹き荒れています。TBSの「感謝祭」を見ていても、外からの中継ですと、ものすごい風が吹いているのがわかります。あのあたりは高い建物もあるので、余計に強くなっているのかも知れませんが。わが家も数センチ動いてしまったような気がしました(笑)。台風並みの風だったと思います。

風もそうですが、雨も断続的に降ったりやんだりで、結局一日家にいました。いや、雨風のせいにしてはいけませんね。あたしの場合、絶好の行楽日和でも休みの日に出かけるというのは滅多にないことですから。基本は、新聞や郵便を取りに行く以外、家からは一歩も出ないのがいつもの休日の過ごし方です。

東京もせっかく桜が咲いたわけだから、花見に行かないのかって?

うちは近所に桜の木が植わっているので、例えば小金井公園とか、井の頭公園とか、いわゆる桜の名所めいたところへわざわざ出かけて行くことはしません。混んでいるし、汚いし、うるさいし、花見という気分にはなれません。それに、以前にも書いたような気がしますが、あたし、桜って寂しい感じ、悲しい感じになるので、好きですけど、花見を楽しむために出かけて行こうという気にはなれないのです。

天の邪鬼と言われればそうかもしれませんが、散り際の桜、風に舞って落ちていく花びらを見ていると涙が流れてきませんか?

2012年3月30日

本が消えている......

朝一番で、紀伊國屋書店新宿本店のリニューアル発表会がありました。紀伊國屋ホールに入りきれないほどの出版人が詰めかけていて、「さすがは紀伊国屋の本店」という感じです。

売り場のジャンル構成というのでしょうか、どのフロアにどのジャンルを置くか、どのジャンルとどのジャンルを同じフロアにするか、そういう面でかなり徹底的に検討を加えたようですが、いまが書き入れ時の学習参考書などの実用書はゴールデンウィーク明けにやるそうです。リニューアルが完全に終わるのはもう少し先ですね。

あと、コンシェルジュをお店に常駐させて、お客様の買い物の手伝いを、ということらしいです。が、スクリーンに映し出されていた、おそらくはパワポの画面では「コンシェルジェ」となっていました。演壇で発言された方々は「コンシェルジュ」と言っていたので、単なる誤植ではないかと思われます。

原語の発音的にはやはり「ジュ」だと思いますが、あたしはへそ曲がりなので、「コンシェルジュ」だとライバル「ジュンク堂書店」が喚起されそうだから、あえて「コンシェルジェ」にしたのではないか、と勘繰ってしまいます。確か、マックが「シェイク」、ロッテリアは「シェイキ」でしたよね? それと似た感覚かしら?

で、それはともかくこの二つの施策、ジュンク堂新宿店が閉店してもそのお客を他の地域に逃がさない、新宿でしっかりつかんでおこうという紀伊国屋の決意の表われであると共に、社長も曰く、「わかりにくい、使いにくい」と言われた新宿本店を、よりわかりやすく、使いやすくするためでもあったようです。

でも、それを言うなら、やはりエスカレーターの設置が一番優先されることだったのではないかと思います。紀伊国屋の場合、昔からのお客さんが多いですから、つまりは年齢層が高いわけです。階段を歩かせるのはやはりキツイでしょう。最大の改善すべき点はそこにあるはずです。

もちろん、紀伊國屋書店もそんなことは言わずもがな、いつかは本店ビルを建て替えたいと考えているとは思いますが......

さて、午後からはいつものように書店回り。

ですが、明日で閉店のジュンク堂を覗いてきました。

明日が最後ですから、ジュンクだからこそ在庫しているような出版社品切れ本などは早々に売り切れただろうな、でも、そういう本は興味ないから最近気になっている本を買おう、というつもりもあって寄ってみました。

ところが、どうでしょう?

かなりの棚の本が片付いています。本が並んでいない書棚があちこちにあります。完全にもう店じまい態勢に入っています。まさかこんなに本が並んでいないとは思いませんでした。図書館のような書棚に、ずらりと並んでいた本が消えてしまっているとは!

かつては営業担当でしたからセンチな気分になる面もありますが、それをひっくり返すようなジュンク堂新宿店の状況でした。あの状況、一見の価値ありと思います。

で、そのジュンク堂書店で買ったのは『地図集』と『居心地の悪い部屋』でした。


2012年3月29日

忘れてませんけど?

久々に会社へ行きました。

って、なんか表現が悪い気がしますが、体調不良で二日続けて休むなんて、社会人になって以来初めてでしたので、体力の減退、回復力の衰え、つくづく年齢を感じさせられます。

これがサボっていたのなら、テレビ見て、本読んでと娯楽三昧なのですが、体がだるくて本を読む気にもならず、テレビの方が楽かと思いきや、1時間以上は見ている気力が続かないときては、ちょっと重症ではないでしょうか?

さて、先日終了したTBS系ドラマ「恋愛ニート」 の最終回、これもHDDに録画しておいたのを、具合が悪くなる前に見たのですが、その中で印象的なセリフがありました。

貴方が笑っていると、私も笑いたくなる。
貴方が悲しんでいると、私も悲しくなる。
辛くしていたら、支えてあげたくなる。


キザな台詞とは思いませんが、こういう心理がわかりません。(上の引用、細部は違っているかも知れません、うろ覚えなので......)

まず、「貴方が笑っていると私も笑いたくなる」って、別に私に笑いかけてくれているわけではないでしょう。きっと貴方が笑いかけているのは私ではない誰かだと思います。

「貴方が悲しんでいると私も悲しくなる」というのも、別にあたしが何かしたわけではないし、まずは理由を聞いてみないとなりませんよね。

そして最後の「辛くしていたら支えてあげたくなる」というのも、たぶん支えるべき人は私ではなく他2いるのだろうなあと思ってしまいます。

このドラマ、サブタイトルは「忘れた恋のはじめ方」というのですけど、あたしの場合、「忘れた」のではなく、最初から「知らない」という方が正確です。

2012年3月28日

今日の配本(12/03/28)

星の文化史事典
星にまつわる数々の伝承など約1500項目を集めました。同著者による『あの星はなにに見える?』も併せて是非!

澁澤龍彦との旅
澁澤龍彦との旅を夫人が語ります。『澁澤龍彦との日々』もご一緒に!
頁/9頁 |次頁最終頁