2012年2月15日

買うのやめました

昨日のバレンタインデーから発売になった「東日本大震災復興支援グリーンジャンボ宝くじ」、実はあたし、生まれてこの方、宝くじを買ったことがないんです。

これまで、東日本大震災に対してチャリティーもボランティアも、寄付や援助も、何もしてこなかったあたしですが、今回生まれて初めて宝くじでも買ってみるか、それがささやかながら被災地の助けになるのであれば、と思ったのです。

ところがテレビで報道されていましたし、宝くじのサイトにも書いてあったのですが、この宝くじ、ちっとも「支援」になっていないと思うのです。

サイトには次のように書いてありました。
この宝くじの発売予定額660億円に対する収益金は288億円を予定していますが、そのうち88億円が、災害復興支援分として、東日本大震災の被災地である9県2指定都市(青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県、新潟県、長野県、仙台市、千葉市)に分配され、災害復興事業等に役立てられることになっています
売上げが660億円も見込んでいるのに、そこから支援に回されるのが88億円なんて、購入者や被災者をバカにしていると思います。確かに宝くじを発行するには、そもそも宝くじそのものの印刷費などがかかりますし、全国の窓口には移送する輸送費もかかるでしょう。窓口のおばちゃんたちの人件費だってかかると思います。

でも、震災復興を謳うのであれば、そういうのって宝くじ協会なのか(←そんな協会があるのか不明)、みずほ銀行なのか知りませんが、事業主体が負担する、自腹を切るものではないでしょうか? 確か宝くじって各自治体が運営しているのでしたっけ? 被災地である東北の自治体に負担させるわけにはいきませんから、それ以外の都道府県が負担すべきではないでしょうか?

それが無理なら、最低限の必要経費だけを差し引いて、あとは全額支援に回すべきだと思います。もし、その「必要最低限の経費」が660-88=572億円もかかるのであればバカげています。とてもそんなものにお金を払う気は起こりません。(もちろん、その中に当選賞金が含まれているのでしょうけど。)

なので、今回、あたしは人生初めての宝くじ購入を見合わせることにしたのです。宝くじって、そんなにお金がかかるものなのでしょうか?

それに、そんなに東北を復興したいのであれば、手っ取り早いのは、国会議事堂、最高裁判所、首相官邸、両院議員宿舎、これらをすべて福島県南相馬市あたりに移転させればよいのではないでしょうか?

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