2012年2月 5日

マナー低下?

わが家の近所に建物が何棟も建っている広い団地があります。かなり広いので、いろいろなところから団地の敷地内に入っていけますが、そのうちの一つにこんな看板が立っています。



一般的に言えば、団地は犬とか猫を飼ってはいけませんし、たぶんこの団地もそういう決まりになっているはずです。ただ、隠れて飼っている人は相当数いる感じです。あたしはこの団地に住んでいるわけではないので、実際に現時点で団地の決まりがどうなっているのかは知りませんが、こんな看板が立っているところを見ると、たぶんペッと禁止なんでしょうね。

ですから、建前上はこの団地に住む人が敷地内で犬の散歩をさせることはないはずです。猫はたいてい放し飼いでしょうし、野良猫もいるようなのでこの限りではないと思いますので、たぶん、基本的にはイヌを標的にしている看板だと思います。

初めてこの看板を見たときに、「なんて心が狭いんだ」と思いました。

あたしは犬は好きです。ずっと団地暮らしだったので犬を飼えませんでしたけど、飼いたいなあとは思っていました。今は戸建てなので飼えるのですが、経済的な事情が許しません(汗)。

それはさておき、この看板を見て、団地の管理組合を非難めいた目で見てしまいましたが、すぐに最近のマナーの悪さに思い至りました。

この看板、決して散歩自体を禁止したいわけではないと思うのです。たぶん、団地に住んでいる人の中にも、自分は団地住まいだから飼えないけど犬は大好きという人は多いはずです。それでもこうやって禁止しているのは、敷地内に入れたくないのは、きっとフンの始末のためだと思います。

この団地内に限らず、意外と街中には犬のフンが落ちているものです。野良犬がしたとは思えませんから、きっと散歩の途中でして、飼い主が始末をしなかったのでしょう。そういう飼い主多いみたいです。犬は好きだけど、フンとかは汚いから触りたくない、自分の家ではさせたくないから散歩に行ったときに外でさせている、そういう犬を飼う視覚のない飼い主がかなりいるみたいです。

この看板は、きっとそういうマナーのなっていない飼い主に対するものなのでしょう。団地内には至るところに下のような看板が立っています。



はい、はっきりと書いてありますね、「犬」と。「フンの始末は飼い主がしましょう」という看板は目に入りませんでしたが、そういう看板を立ててもいいのではないでしょうか?

それにしても、犬のしつけ、と言うよりも、飼い主のモラルの問題ではないでしょうか? 本来犬はきちんとしつければ、決まった場所でフンをするようになるはずです。あるいはやたらと吠えないとか、犬を飼うに当たって飼い主が当然やっておくべきしつけというのがあるはずです。それをやりもせずに、ただ単に溺愛だけする飼い主が増えているのでしょう。

散歩の時、リードをつけるのはマナーですが、きちんとしつけた犬ならば、リードなどしていなくても飼い主の横をピッタリと歩くはずではないでしょうか? あたしはそう思うのですが。

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