2012年1月31日

汚い夢

またもやヘンな夢を見ました。

何の会だかわかりませんが、業界団体の研修旅行のようでした。

どこへ出かけたのかもわかりません。

あたしはその夢の中で、なぜかトイレに入っているのです。移動の合い間のトイレ休憩だったのか、そういった細かなディテールは一切不明です。

そのトイレ、とても汚いのです。一昔前の北京の街中の公衆トイレのようでした。業界団体の旅行で北京へ行く可能性が、全くないとは言えないでしょうけど、この不景気のこの業界で海外研修旅行なんて優雅な研修旅行をやれるようなところはどこにもないはずです。

ですから、夢の中の研修旅行とおぼしき状況も、たぶん国内のどこかなのでしょうけど、とにかくトイレだけは、かつてあたしが見た北京のトイレにそっくりでした。

冬だったのでしょう。トイレの個室に入ったあたしは狭い部屋の中で用を足すためにコートを脱ぎました。その時、コートの裾が床にてんこ盛りになっている汚物にくっついてしまったのです。

ああ--------------っ!

と思っても、もう手遅れ。無残な汚れと強烈な臭い。とてもそのコートを再び着る気にはなりません。

そんなところで夢は終わりました。研修旅行らしいのに、トイレのシーンだけしか見なかったです。いったい誰と一緒に行ったのでしょう? そして、どこへ行ったのでしょうか?

これはかなりマシな方ですが、かつてこんなものを撮影しました(笑)。ぼやけていてスミマセン。

2012年1月30日

マザコン?キモい?

どうせあたしは......、といったネガティブ発言は嫌われるそうですが、自慢できるものが何もない人間には致し方のないことです。ひがみっぽくなっているかも知れませんし、自分がどんどんイヤな奴になって言っているような気もします。で、ますますネガティブになりそうなこんな話題。

合コンで「マザコンかも」と引かれてしまう男性の態度9パターン

【1】母親に「夕ごはんはいらない」と、こそこそ電話をしている
基本的に突然のお誘いは断わるので、滅多にないことですが、やはり自宅で食事を作ってくれている人に対する礼儀として、イレギュラーなときは連絡します。

【2】一度も一人暮らしをしたことがないと得意げに話す
はい、したことありません。長男ですから、家を出ようと思ったことすらありません。

【3】母親に選んでもらった「勝負服」を着て来ている
それはないです。

【4】母親と二人きりの旅行話をうれしそうに披露する
親戚の法事に行くとか、そういうこと意外では二人で旅行になんて行きません。

【5】お店で出された料理を母親の味と比べる
そんなことはしません。

【6】いい歳をして母親をバカにしたような発言を繰り返す
それはしょっちゅう言ってます(汗)。

【7】母親のことを「お母さん」「ママ」と呼ぶ
これもないです。

【8】話に出てくる「女性」がすべて母親である
そんなことはありません。

【9】帰りが遅くなると、母親に迎えを頼む
うちの母親はクルマを運転できません(笑)。

微妙にマザコンであるような、ないような......(汗)。

SNSで「キモい!」と思われてしまう男性の特徴9パターン

【1】プロフィール写真が上目づかいのキメ顔でナルシスト風の男性
【2】つながっている「友人」が若い女性ばかりの男性
【3】「どうせ自分はモテない」など彼女がいないことをいつも嘆いている男性
【4】日記やコメントで下ネタを連発する男性
【5】「悲しい」「辛い」など同情をひこうとする発言の多い男性
【6】乱暴な口調や上から目線で他人にコメントする男性
【7】ネットスラングを多用しすぎて発言が読みづらい男性
【8】過去の武勇伝など、自慢話が鼻につく男性
【9】平日の日中でも関係なく発言しまくっている男性

あっ、これは大丈夫。当てはまりそうなのは、せいぜい【3】くらいです。ただし、嘆いていないと思いますけど。

2012年1月29日

閉店セール的な......

この年末年始の忘年会、新年会。仕事柄、いくつかの会に出席し、お偉い方々のスピーチと言いますか、演説と言いますか、あいさつを聞きました。

皆さん、もうじき一年を迎える東日本大震災に必ず触れますね。それはそれで至極もっともであり、あたしみたいにほとんど精神的な影響を受けていない薄情な人間の方が稀なわけですから触れることについては異存はありません。そもそも、この業界に限らず、テレビ・新聞で見聞きするほとんどの業界のお偉いさんのあいさつは震災に触れているわけですから。

ただ、出版業界について言えば、長引く出版不況の中で確かに全体としてみれば売り上げは落ち込んでしまってますが、そんな中、震災後の被災地の書店の売り上げは前年比で驚異的なプラスになっているそうです。あいさつに立つ人は、ほとんど例外なくそのことに触れ、「本の力、活字の力はまだまだ健在だ」と訴えています。

この不景気にあって、ますます暗くなるようなことを話すよりは、少しでも前向きになれることを話す方がよいのはわかっています。たとえどんなに不景気でも営業としては、空々しくならない程度に、「売れてますよ、結構調子いいですよ」と口だけは元気なことを言うべきだとも思います。

でも、ここまで聞かされると、ちょっと食傷気味です。

そう、本の宣伝にやたらと書店員のコメントが載っているこの数年来の宣伝手法と同じで、「もういい加減にしてよ」という気になります。

東北の本屋で本が売れたのは、みんな流されてしまったから改めて買わなければならないから当然と言えば当然のことです。いろいろな生活の不便のある中で本が比較的優先順位も高く選ばれたということは、確かに「本の力」と言えるのでしょう。でもパソコンとかゲームとかって、電気代やソフトや機械などが必要で、それだけでは使い物にならない、自己完結していないものですよね。それに比べ本は、とりあえずそれだけで存在できる、使い物になるものです。そして、高額の書籍もありますが、全体としてみれば安い商品です。すべてが流されてしまった被災地で、とりあえず本はそれだけで時間潰しになる、一時でも過酷な現実を忘れられるものだったから、それなりに売れたのだと思います。そして、それは確かに「本の力」なのでしょう。他の娯楽商品に比べたアドバンテージと言ってもいいかもしれません。ウンベルト・エーコも『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』の中で、そのような発言をしています。

ただ、こう言っては不謹慎ですが、こんな大震災が毎年のように地域を変えて起こるでしょうか? 昨年は東北だったから今年は九州、来年は関東、その次は中四国というように。

何が言いたいかと言いますと、いい加減、震災を持ち出して、被災地で本が売れたから、まだまだ本には未来があるんだ、的な話はやめましょうよ、ということです。

今回の被災地での売れ行き、まだ前年比プラスが続いている書店もあるみたいですが、あくまで震災特需ですよね。あたしに言わせれば、売り上げが落ちて営業を続けられなくなったデパートが閉店前の一ヶ月にセールを行なったら、開店以来最高の売り上げを記録したみたいなものです。「ここまでとは言わないけれど、こんな売り上げが続いていれば閉店しないで済んだのに......」というデパートの人の恨み節もしばしば聞かれるものです。でも、もう閉店しちゃうからこその売り上げであって、一時的な現象です。被災地の本屋の好調も、結局は一時的なものであって、書店の経営努力をはじめ、この業界の構造が劇的に変わらない限り、この震災ハイな状態が冷めれば、震災前の状況に戻ってしまうと思うのです。

だから、震災の話ばかりを聞かされると、「結局この業界は、震災にでも遭わないと景気は上向かないの?」と思ってしまうのです。数行前に「毎年のように地域を変えて震災は起こらないのか?」と書いたのはそういう意味です。

もちろん本を読むことによって、折れた心、くじけそうな気持ちを癒す、励ますという効果があるということは重々承知していますが......

2012年1月28日

スクリーン数減少と書店

新聞に映画館のスクリーン数が昨年は18年ぶりに減少したとありました。東日本大震災の被災による減少もあるようですが、映画のデジタル化の流れに対応できず、多額の設備投資ができないのでやむなく閉館という映画館もあるようです。

この何年も、シネコンと呼ばれる映画館が増えてきて、郊外のショッピングモールでもシネコンを併設しているところが目立ちます。そういったモールにはしばしば書店も比較的大きな規模で出店していることが多いので営業で行くこともあります。たいてい映画館と書店って近くにありますね(笑)。

そういう時にふと思います。確かに、こちらが訪問するのは平日の昼間がほとんどなわけで、土日の集客が売り上げの大部分を占めると言われるモールではもっとも空いている時間帯なのかもしれません。でも、これだけ大規模な施設を作っておいて、いくら平日の昼間だからといってこんなに閑散としていていいのだろうか、と思うようなところもかなり目につきます。

当然、書店も売り上げが伸び悩んでいるわけで、シネコンだって客がほとんど入っていないのに上映しているところもあるでしょう。作るときは半径何キロ圏に人口は数十万、これだけの集客が見込まれますなんて煽っておいて、蓋を開けたらこの有り様。

郊外のモールですと車で行くことを前提としている立地ですから、書店があってもそうたびたび行けるわけではありません。年に数度も行けばよい方でしょう。まして売り上げが上がらないと来れば、自然と営業の足も遠のいてしまいます(それではいけないと頭ではわかっていても)。

書店はそれでも辛抱強くやっているところがほとんどなのですが、訪れるたびに周囲のお店が変わっているモールも多々あります。いつ行っても「リニューアルオープン」とか「新規オープン」といった看板が目立ち、どこかしらで工事が行なわれていまるのですが、つまりテナントが儲からないからすぐに出て行ってしまうのでしょう。そういう状況を見ると、書店が苦しいのも理解できます。シネコンも同じでしょう。スクリーン数が減るのも当然だと思います。

ああいう業界の人って、こう言ってはなんですが、あたしたち出版業界などよりははるかに緻密なマーケットリサーチをしているのではないでしょうか? 少なくともそういうイメージがありましたが、閑古鳥の鳴くショッピングモールを見ていると、なんていい加減な仕事をしているのかと思わずにはいられません。

ところでニュースではよくわかりませんでしたけど、スクリーン数減少というのは閉館したシネコンが多いのか、それとも町の小さな映画館が廃業しているのか、どっちなのでしょう?

町の映画館の廃業と聞くと、小さいけれど老舗の書店の廃業とダブって見えてしまいます。シネコンの閉鎖であれば、上に書いたように、デベロッパーの口車に乗ってショッピングモールに数百坪の大型店を出店したけれど、という書店の憾み節が聞こえてきそうです。

いずれにせよ、いろいろな面で映画館と書店、重なって見えます。どちらも偉そうに文化や芸術を謳っているところも似ていますし......

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