2011年12月17日

液晶テレビからスマホへ

先日、新聞で読んだ記事ですが、今年は液晶テレビが売れていないそうです。昨年までのエコポイントのもなくなり、地デジ化も一段落して、昨年比で相当な落ち込みらしいです。代わって今年の家電量販店の年末商戦の目玉はスマートフォンなんだそうです。というわけで、量販店では一階のフロアに綺羅星の如く並んでいた液晶テレビをスマホに買えてしまったところが多いと記事には書いてありました。

あたしがこの記事を読んで感心したのは、流行商品の移り変わりではなく、売り場をガラッと変えてしまう量販店の販売スタイルについてです。

あの液晶テレビを、大きい店では何台並んでいたかわかりませんが、それを全部取っ払って、スマホ売り場に変えるって、言うのは簡単ですけど、裏側の配線などを考えると気の遠くなるような作業ではないでしょうか? でも、それが売れる商品だ、いま一番売らなければいけない商品だと判断すれば、躊躇することなく売り場ごと変えてしまうバイタリティというか行動力、実行力。ただただ脱帽です。

書店だとどうでしょう?

テレビほど重くも大きくもない書籍ですから動かすのは簡単ですが、棚配置を換えてしまったなんて話は聞いたことがありません。お店のリニューアルとか増床・減床などで棚の配置を換えることはあると思いますが、季節とかによって売り場を変えるなんて、まずありえないでしょう。

書店の場合は、入り口近く、レジの近くのフェア台、平台がそういう役割を担うのかもしれないでしょうね。ただ、いまは歴史書が売れるから歴史書コーナーを入り口に近いところに持ってくる、受験シーズンだから学参コーナーをレジの近くに配置するといったダイナミックなことを書店でもやったらどうなるでしょう?

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