2011年10月11日

またもや

三連休明けの会社です。

先週末に三日間研修旅行に行ってましたので、ほぼ一週間ぶりの会社です。

何度か書いたかも知れませんが、この数ヶ月、四大紙のどこかしらに書評が載るという幸運が続いていましたが、今回も日本経済新聞で『アフガン諜報戦争』(上・下)が載りました。朝から電話派がこれと『ノルマンディー上陸作戦1944』の二つがかなりの割合を占めました。

アフガンは、書評が面白かったです。元外務省の方が書いてくれたのですが、この本を読んで初めて知った事実も多かったとあり、「おいおい、日本の外務省、そんな情報収集力で大丈夫なの?」という気になります。

この本は、9・11に至るアフガンの状況を丹念におったノンフィクションで、それだけを聞くと、「なんだ、もう十年以上前の話じゃない」という気にもなります。でも、その十年前の9・11が起こった国際状況は現在に至るもさほど変化していないと思われます。むしろますます混迷の度を深めているのではないでしょうか?

そうなると、今を考えるためにも歴史に学ぶべきです。9・11に至るアフガンの様相を描いた本書が評価される理由はここにあります。ちなみに、9・11に至るビンラディンなどの動きを追ったものが『倒壊する巨塔』(上・下)です。





個人的には、現在の、そしてこれからの国際情勢を理解するにはキリスト教徒イスラム教を理解しないとダメではないかと思っています。『ふしぎなキリスト教』が受けるのもわかる気がします。

また書店では世界史のコーナーに置かれていることがほとんどですが、『イスラームから見た「世界史」』などは、国際情勢のコーナーに置いた方が売れるのではないかという気もしますし、厳にそうしている書店もたくさんあるでしょう。

で、手前味噌ですが、今月下旬には勤務先から『北緯10度線─キリスト教とイスラームの「断層」』という本が出版になります。乞うご期待!

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