2011年8月21日

ルシッド

ルシッド・ドリーム』読了。

さて、ルシッド・ドリームとは、夢であることを自覚しながら見ている夢のことだそうです。本書は、夢であることを自覚するだけでなく、さらには、その夢を好きなようにコントロールする技術を押してくれる教室のお話です。

ただ、そもそも夢を自覚しながら見ることってよくありませんか? あたしは小さいころから夢だとわかって夢を見ていることがよくあります。夢だとわかっていそれを見ているというか寝ている自分をさらに意識している自分を自覚していることすらあります。たぶん、意外と多くの人が自覚しているのではないでしょうか?

それと、夢をコントロールする、つまりは自分の見たいように夢を見るっていうのも、細部まで完璧ではないですが、これも結構念じているとそんな夢を見られたりしないでしょうか? 子供のころであれば、一流のスポーツ選手になって大活躍する夢だとか、思春期になればクラスイチのかわいいことデートをする夢だとか、そんなまさしく夢想どおりの夢を見ることってあったのではないでしょうか?

ですので、この小説の設定というか前提が、あまり奇抜とは思えませんでしたし、こういった着想のドラマも見たことあるような気がしました。

ちなみに、あたしはどちらかというとよく夢を見る方で、と言うよりも、見た夢を覚えている方で、このダイアリーでも夢のことを書いたりしています。この小説では起きたらすぐに見た夢の記憶をメモしておくように指導していて、枕元には常にメモ帳を置いておくようにと書かれています。あたしの場合、夢を夢だと自覚しているだけでなく、この記憶の作業も同時にやっています。

最近は、こんな風にブログを書いているので、夢を見ながら、「ああ、この夢は明日、ブログに書こう」と思い、さらには「ブログに書くから忘れないようにしないと」と自分で自分の意識に注意を促したり、さらにはブログにどういう風に書こうかと既に頭の中で整理しだしている自分がいます。

こういうのもルシッド・ドリームと呼んでよいのでしょうか?

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