2011年7月24日

誤嚥性肺炎

テレビを見ていて感じたこと。

つい数日前に舞台挨拶に出てきた原田芳雄があっという間に亡くなってしまいました。あの舞台挨拶の映像を見る限り、もう片足どころか両足ともに棺桶に足を突っ込んでしまっている感じを受けました。なにせ、あたしの父の亡くなる直前にそっくりな風貌でしたから。

で、死因が誤嚥性肺炎というのも同じです。うちの場合も医者から言われました。こういう症状になると、食べ物をきちんと胃へ送れなくなり、誤って肺の方へ入ってしまうことがあって、肺炎を起こすことが多いと。

父の場合は、チューブで入れていた流動食を戻したらしく、それが口から吐くだけでなく肺の方にも行ってしまって肺炎で死亡しました。原田芳雄も同じような状況だったのでしょう。ちなみに父の場合も大腸癌だった疑いがあると、医者に言われていました。疑い、というのは、あまりにも体力が弱っていて、それを確認するような検査ができなかったからで、血液などの他の検査のデータからほぼそうであろうというのが医者の見立てでした。

なんか、父を思い出しました。原田芳雄ほど格好いい人ではなかったですが。

雑誌「ぴあ」の廃刊。

芸能人なども多くの人が思い出を語っていますね。表紙を飾れるようになると一人前だとか。あるいは学生時代に映画や演劇の上演情報を「ぴあ」から手に入れていたとか。今どきの中高生にはわからない、いや大学生や若いサラリーマンにもわからない感覚かも知れません。

ただ、あたしにもわからないんです。

別に若ぶろうとしているわけではなく、あたしが学生時代もその後も、積極的に映画を見たり、演劇を見に行ったりするタイプではなく、もちろんそういうところに連れ立って見に行くような恋人はおろか友達もいませんでしたし、「ぴあ」という雑誌自体を必要としない生活を送っていました。

ですから、芸能人などが「ぴあ」について熱く語っても、あたしにはピンと来ません。考えてみますと、あたし、「ぴあ」を一回も買ったことがないと思います。そんな人もいるんです。いや、そういう人の方が意外と多いのではないでしょうか?

中国の新幹線、あれは落雷で停車中の特急に後続電車が追突と言ってますが、結局のところ人災ですよね、それもかなり初歩的な。

読んだ感想を書く