2011年7月18日

エゴ・サーチ

あたしの勤務先から出している本のタイトルでもありますが、そうではありません。

 

この言葉の意味、ウィキペディアによれば「インターネット上で、自分の本名やハンドルネーム、運営しているサイト名やブログ名で検索して自分自身の評価を確認する行為」だそうです。簡単に言ってしまえば、「自分の名前をググってみる」ということでしょう。

こんなこと、どれくらいの人がしているのか、むしろかつて自分が好きだった人とか、付き合っていた恋人の名前をググってみることの方が多いのではないか、という気もします。(こういう行為は何サーチと言うのでしょうか?)

もちろん昨今は、ミクシィにしろfacebookにしろ、自分の出身校を卒業年ともども登録しますので、そこから同級生に繋がることが多いのだと思います。でも、あたしが初めてホームページを作ったころは、本名でサイトを運営していると昔の同級生からメールが来るといった事例をよく耳にしたものです。

ちなみに、あたしの場合、もう十年近くウェブサイトを本名でやっていますが、かつての同級生やクラスメートからメールが来たことは皆無です。たぶん、あたしの名前を検索する人なんていないのでしょう。

なんで、こんなことを書いているかというと、実は先日書いた「ともだち考」の続きなのですが、数ヶ月ぶり、あるいは数年ぶりに友人や知り合いに連絡を取ることがあるか、ということを考えているからです。

仕事上必要になって、数年ぶりに著者などに連絡を取るということはあるかも知れません。でも、あたし個人は、プライベートではまずそういうことはしません。年賀状も、年々こちらからは出さなくなり、向こうから来なければ、こちらかも出しません。結果、今では年賀状は、十数枚だけ書けば済んでしまいます。(名刺交換をしただけで儀礼的に寄越してくる、ビジネス年賀状もあたしは一通も出しませんので・・・・・・)

ところが、世間では、全く連絡も取っていなかったのに、数年ぶりに連絡を取り合って「久しぶりに会おうよ」ということがしばしばあるようです。あるいは数ヶ月に一度くらいしか連絡(メールか電話?)は取り合うこともなく、実際に会うのは年に一回か二回、でも友達という関係を続けている、という人もいるみたいです。

あたしは、もちろん自分から連絡を取ることはないのですが、向こうから連絡が来ることもありません。現実問題として学生を終えてからかなりの年月がたっていますが、全くそういう現実を経験していないので、数ヶ月ぶり、数年ぶりに連絡がある(来る)ということを事実として受け止められませんし、実のところ、本当にそんなことがあるなんて信じられません。

もし、あたしにいまさら学生時代のクラスメートが連絡を取ってきたとしたら、きっと何か下心がある、魂胆があるのだろうと思うでしょうし、会おうと言われても適当に理由をつけて断わると思います。

もし、もし万が一、電話なりメールなりで、「よお、久しぶり、たまにはさあ、会おうよ。軽く呑まない?」なんて言われても、「どうして?」「なんで?」と答えてしまうでしょう。そして、「もし何か用事があるなら、早く言って」と言うのが関の山だと思います。

「クラス会には行かないの?」と聞かれることもありますが、クラス会の招待状をもらったことがありませんので、やっているのかどうかも知りません。もちろん、いまさら誘われても(間違いなく誘ってくる人はいないでしょうけど)参加なんかしないでしょうが・・・・・・

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