2011年7月11日

やはり電子書籍か?

新文化のサイトに、昨日まで行なわれた東京国際ブックフェアの入場者数が載っていました。例年ですと、土曜日が最も混雑するという印象があるのですが、今年は金曜日がピークだったようです。それにしても、ブックフェアのみではなく、国際電子出版EXPOなどとの合計ですから、実際にブックフェアに来た人の数というのはもっと異なっているのではないかと思います。と言うよりも、ブックフェア単体では、あまりにも情けない数字になってしまったので合計数にしているのでしょうか?

つまるところ、やはりトレンドは電子出版、電子書籍なのでしょうか?

と思っていたら、こういうニュースもありました。

パナソニック製品の「ちらよみ」が気になりますが、あたしも前にこのダイアリーで書きましたよね?

あたしが考えたのは、あたしの勤務先のウェブサイトから読者に会員登録してもらい(有料)、会員の方には毎回新刊が出るたびに、目次と数ページ分(あるいは一章、一課分)を無料で配信するというサービスです。もちろん、それだけでも構わないわけですが、気に入った書籍があれば、購入できるようにして、全文がダウンロードできるようになる、という仕組みです。あたしの勤務先の場合、ジャンルが多岐にわたっているので、全ジャンルの書籍が配信される会員とジャンルごとの会員くらいに分けてもいいかもしれませんが、とにかくそういうサービスです。

これだと取次や書店が要らなくなるかも知れませんが、書店は、端末にダウンロードした書籍のプリントアウト、製本を請け負ったらどうでしょうか? 取次は、どの出版社かどんな電子書籍が出ているかの情報収集と発信に特化していけば、それなりに共存は可能ではないかと、そんな風に思いますが・・・・・・

それにしても思うのですが、このパナソニックの製品って読書端末ですよね。確かに目に優しいとか、バッテリの持ち時間などアドバンテージはありますが、iPadのような、いろいろなことができるミニPC(タブレットPC)が盛り上がっているこのご時世に、読書のみに特化した端末が売れるのでしょうか? そこが不安です。


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