2011年6月18日

銀座之所以爲銀座者

午後から久々の銀座でした。あいにくの空模様、3時半くらいからは傘なしでは歩けない降りになりましたが、さすがは銀座です。ほとんどの人がビニール傘などを使っていません。ほとんどどころか、パッと見渡してビニール傘の人が目に入らない、それくらい皆さんステキな傘を差して歩いています。

これが銀座なのね、と久々に堪能しました。

ところで、今日の午後は、銀座の教文館さんで『銀座の喫茶店ものがたり』の先行販売を行なうことになり、そのお手伝いで銀座に行ったわけです。果たして、あたしのようなド素人が、どこまで販売のお役に立てたのか心許ないのですが、あたしなりに精一杯やったつもりです。(←社会人にとって「やったつもり」というのは、最も使ってはいけない言葉の一つですね)

並べている本を手に取ってくださる方は大勢いらっしゃいました。中には初出誌である「銀座百点」のころから村松さんの連載のファンだったような方もいらっしゃいました。明日以降、刊行されたことが広まれば、ますます売れるのではないでしょうか?

さて、ひと頃に比べれば、銀座を歩く中国人、韓国人の方は少なくなったとはいえ、それでもそれなりの数は歩いているようです。お店前で、道行く人に声をかけるにしても、相手が日本人でないこともあって、お互いに苦笑いです。あえて偏見を承知で言わせてもらえば、日本人に比べて着ているものに原色を使っている傾向の強いのが中国や韓国の人と言えます。でも、多くの場合、一見しただけではわからないことが多かったです。

それにしても、朝からあまりよい天気でもなく、午後からは雨になるとはっきり天気予報でも言っていたのに、やはり銀座は人通りが多いですね。そして、同じく人が多いとは言っても、池袋や新宿、渋谷とは明らかに違う街の雰囲気があります。いわゆる「渋谷の女子高生」っぽい子がほとんどおらず、おじさまと若い女性という年の差カップルもいれば、子育てを終え二人の時間を再び愉しんでいる熟年カップルも見受けられます。

もちろん小さい子を連れた若い夫婦もいますし、母親と娘といった二人連れ、実年世代のおばさまグループというのも多いです。「行っちゃってる」格好の人もほとんど見ないのも銀座ならではでしょうか?

 

ところで、今日から教文館で売り始めた本、以前同じくあたしの勤務先から出した『フランス語を始めませんか』と装丁が似ていると思ったのはあたしだけでしょうか?

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