2011年5月 5日

We Built This City

JR大阪駅の商業施設が遂にオープンというニュースは、昨日、東京のテレビでも放映されていました。大阪は東京よりも百貨店での人口当たりの購入金額が高いのだとか。大阪の人はそれだけデパートで商品を買っているということなのでしょう。東京は、一部のデパートを除くと、郊外のショッピングモールとか専門店に行ってしまうのでしょうかね?

さて、そのJR大阪駅ですが、つまりは駅に三越伊勢丹がオープンしたってことですよね? 東京のテレビでは盛んに「大阪駅、大阪駅」と言ってましたが、確かにJRなのでそうなのですが、大阪の人にとっては「梅田」と言った方がしっくりくるのでしょうか? またこの三越伊勢丹とほとんど一体と言ってもよい商業施設がその隣の「ルクア」で、この中には三省堂書店さんがオープンしたようです。お店の様子はブログでも既に発信されていますが、アップされた写真を見る限り、確かにこれまでの三省堂さんっぽくはないような、やはり三省堂さんだなというような・・・・・・

この大阪駅の再開発、この一年近く、大阪へ行くたびに大阪駅のコンコースの通路の場所が変わっていて不便きわまりないものでした。たぶん主要商業施設がとりあえずオープンしたものの、大阪駅周辺の開発自体はまだまだ続くのでしょうから、しばらくは不便な通路の大阪駅は変わらないのではないでしょうか? 早くすっきりして欲しいものです。

で、今回の再開発のコンセプトは、デパートを作ったのでもなければ、商業施設を作ったのでもなく、「街を作った」のだと、開発責任者の方だったか、店長だったかがインタビューで答えていました。確かに、広場など、これまでのデパートにはありえない施設(?)を取り入れて、楽しそうな感じです。ちなみに、街を作ったと聞くと、あたしは条件反射的にこの曲が頭の中に流れます。



で、初日から大変な賑わいだったようですが、少し前に新聞でこの大阪のデパート戦争の話題を読みました。天王寺地区でも再開発が進んでいるのだとか。

あたし自身は、梅田地区に集客が偏って、難波や天王寺など大阪のその他の地区の賑わいが相対的に弱まるのではないかと危惧します。もちろん、大阪の人口を考えれば、それに地区ごとの個性を考えますと、そう簡単に寂れるといったことはないでしょう。が、だんだんと活気が薄れていってしまうのではないかという気がします。

それに梅田があれほど賑わってしまうと、難波や天王寺はおろか、京都・三宮もうかうかしていられないのではないでしょうか? 一部には大阪の経済が盛り上がるとか、関西が元気になるといった効果を期待している人もいるようですが、どうでしょう? あたしはやはり「一将功成りて万骨枯る」状況にならなければいいけれど、と心配です。

読んだ感想を書く