2011年5月16日

スーパークールビズ

今年の夏は、この数年のクールビズよりも更に一歩進んで、スーパークールビズなる運動が盛り上がっているようです。いや、盛り上がっているのか、これから盛り上げようとしているのか、ちょっと微妙ですが、ただ例年になく、涼しげな格好のサラリーマンが増えそうです。

クールビズといった格好だけでなく、企業によっては始業時間を一時間早め、終業も一時間早めるという、その会社だけの「サマータイム制」導入というところもあるそうです。夏の暑さは格別ですから、少し早いうちに家を出れば、涼しいうちに会社に着ける、だからクーラーもそれほど強く冷やさなくても大丈夫、ということでしょうか? でも、毎朝比較的早い時間に出社しているあたしからすれば、この数年来の夏の暑さは、早起きして出勤したって、昼間とさほど変わらない気がします。そりゃ、多少は太陽の日差しが弱いかも知れませんが、決して涼しいなんてことはありません。早朝から十二分に暑いです(汗)。

ところで、こういうサマータイム制、どこまで徹底できるのでしょうか?

あたしの勤務先で考えてみますと、編集部などは結構残業している人もいます。営業部も季節によっては遅くまで残って仕事をしている人もいます。サマータイム制は暑さ対策だけでなく、節電でもあるわけですから(←いや、これが主眼でしたっけ?)、残業なんかされたら節電の意味がないですよね。一時間早めて4時で終業なら、全社員4時10分か15分までには会社を出るくらいでないと、サマータイム制をやる意味がありません。

たぶん、あたしの勤務先では無理です。それぞれが勝手に残って仕事をしていそうです。「仕事が終わらない」という言い分もあるでしょうが、勤務時間内で終わらせるのも能力のうち、という言い分だってありますから、これについてはイタチごっこになりそうです。一人でも残って仕事をしていれば、クーラーを使うかも知れない、当然電気はつけている、そんなわけで「会社を挙げて節電に取り組んでいます」という目論見は瓦解です。

もちろん、残業もダメなわけですから、早出もダメでしょう。電気を使うことには変わりありませんから。あたしは、だいだい毎朝7時半くらいには会社に着いています。朝の中央線のラッシュに乗れないので、そういう出勤時間になっているのですが、とりあえず、一時間早くなったとして、8時出勤になったとしたら、まあ、7時半過ぎに会社に着くのは許される範囲でしょうか?

ところで、昨年も書いたような気がするのですが、このクールビズを徹底するには、やはりテレビのアナウンサーがノータイ、ノージャケットでニュースを読むようにならないとダメではないでしょうか? そりゃ暑いと感じるか調度よいと感じるか、体感は人それぞれですが、やはり見ていて暑苦しく感じるってこともありますし、なにより世間に対するアピールとして、テレビに出ている人が積極的にクールビズになるのはよいことだと思います。

テレビ局って相当な電気を使っていそうですから、そういう世間の批判をかわす意味でも、おじさんアナウンサーたちのクールビズを期待したいところです。

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