2011年4月29日

江戸城天守閣

今朝の朝日新聞「?(ふしぎ)探検隊」欄に、江戸城の天守閣復元に関する記事が載っていました。別に復元しようとか、そういった記事ではなく、日本の主な都市にはお城があって、江戸時代のものか、復元・再建されたものかはともかくその天守閣が街のシンボルとして市民に愛されている、と。そこで東京にも立派な台座がある江戸城の天守閣を復元しようではないか、ということです。

主としてこういう運動をしているのは、江戸城再建を目指す会の面々のようです。この会のサイトを拝見しますと、目指しているのは江戸城天守閣の復元のようですね。会の方は問題はないはずと主張されているみたいですが、対皇居ということを考えれば、あそこにそんな高層建築が建つのは宮内庁が絶対に許可しないのではないでしょうか? あたしはそう思います。そりゃ、天守閣が復元されたら、スカイツリーなんて吹っ飛んでしまうほどの、東京のランドマークになると思います。

でも、このダイアリーでも既に何度か書きましたように、あたしは、江戸城の再建は天守閣ではなく、本丸御殿を再建・復元すべきだと思っています。江戸時代を通じて無かった期間の方が長い天守閣は、江戸の市民にとっても馴染みがあった建物だとは思えません。それよりも、徳川三百年の歴史の舞台、いまならブームにもなっている「大奥」の実物として、本丸御殿はかなりの人気スポットになるのではないでしょうか? もちろん入場料を払うのは厭いません。映画や時代劇ドラマの撮影に貸し出すこともしたらよいでしょう。いわば天守閣を除く本丸の整備です。

読んだ感想を書く