2011年4月25日

変わる吉祥寺

JR吉祥寺駅の改札が変わっていました。

中央口と言うのでしょうか、ホームから降りてきてロンロン口とは反対側、大階段を降りていった先の改札がなくなっていました。改札どころか階段自体が封鎖されていました。

おっと、ここで訂正。

今は「ロンロン」ではないのですよね。アトレでしたっけ? 吉祥寺のロンロンがなくなったというのも「変わる吉祥寺」の象徴的な出来事ではあります。中に入っているテナント、結構変わりましたけど、似たようなお店と言えば似ています。でも、ロンロンからアトレになって、なんかどこにでもある駅のショッピングモールになってしまって、吉祥寺らしさがなくなったと感じているのはあたしだけでしょうか? 確かにアトレはあっちこっちにありますからね。

で、そのロンロンならぬアトレと向き合うようにあった改札がなくなって、以前トイレがあった部分に中央改札口というのができました。これで完成なのか、まだまだ工事が続くのか、よくわかりません。見た限り、急ごしらえの改札で、これで完成ではあまりにも吉祥寺が情けなくなりそうな改札です。

この新しい、たぶん臨時の中央改札は、つまり公園口改札と向かい合っているわけです。こちらはさほど変わっていませんが、そのうち大きく変わるのかも知れません。だって旧ユザワヤビルの建て替えが進んでいるわけですから。

このユザワヤビル、いつになったら壊すのだろうと思っていましたが、中央線のホームから上の部分が見えなくなりました。少し前までは幌の中にビルが見ていたのですが、気づいたら見えなくなっていました。かなり壊し始めているようです。

「壊す」という言い方はよくないかしら? 解体作業中ですかね? いずれにせよ、こちらも数年後には新しいビルに生まれ変わり、それに合わせて井の頭線の改札、JRの公園口改札も装いを新たにするのでしょう。

で、変わったなあと感じたのは北口にあるパルコです。

ジュンク堂書店のあるコピス吉祥寺ができ、上に書いたようにロンロンがアトレになり、このままではパルコが地盤沈下してしまうと危機感を持ったのでしょう。このところずーっと工事をしていました。それがようやく終わったようです。

テナントもずいぶんと入れ替わったみたいで、1階はかなり雰囲気が変わったと感じます。で、なによりも変わったのはエスカレーターです。1階から2階と地階へは同じ向きでエスカレーターに乗るようになりました。

つまりどういうことかと言いますと、地下へ降りるエスカレーターの位置がこれまでとは反対側になったということです。正面入り口から入るとすぐに降りられるようになったのは便利ですが、これって地下2階にあるリブロに到着する位置がこれまでとは逆になるということでもあります。これって、かなり大きなことではないでしょうか?

以前、あたしは書店にも売り場の基本的な構成図ってものがあるのではないかということを、このダイアリーに書きました。どこまで有効なのかわかりませんし、本当にあるのか知りません。チェーン店の本部にはそういうものがあったりするのでしょうか?

全く知りもしないのですが、それでもお店の入り口からレジ、そして出口と、どのあたりに何を置くかというのは、スーパーと同様に書店でも大事なことだと思います。よく売れるコミックを前の方に配置するべきか、それとも奥の方か? 雑誌はやはり入り口付近でレジのそばがよいのか? 配置一つで売り上げが変わるわけですから、気を遣うなと言う方が無理な話です。

で、パルコのB2にあるリブロ吉祥寺店。入り口と出口が全く逆になってしまいました。これが路面店であれば入り口も出口も同じですから関係ないのでしょうけど、こういうデパートとかショッピングモールに入っているお店の場合、エスカレーターを使うお客さんが9割方でしょうから、エスカレーターからお店への往路と、お店からエスカレーターへの復路というものが自然と出来てきます。

たぶん、その流れに従って、これまでの売り場構成というのが考えられていたのでしょうけど、それが全く逆になってしまったのですから、さあ大変です。

このまま売り場の配置換えをしないでいたら、やはり売り上げは落ちるのでしょうか? それとも変わらない? 意外とアップしたりして? 入るところが逆になったとはいえ、お店に来る人のほとんどは、これまでの棚配置になれているわけですから、下手に変更すると却ってお客様には不便になってしまうかも。

うーん、このあたり、悩みどころですね? とりあえず、原状は配置換えはしていないようですが、果たして今後どうされるのでしょう?




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