2011年4月 3日

キーワードは選択肢

春秋社『結婚問題』読了。

結婚と言うよりは、広く家族、子供、相続といった結婚にまつわるあれやこれやについて書かれています。

著者の立脚点は理解できるのですが、あちらこちらで「選択肢」という言葉が出てきて、結婚という人生の大事な問題を、あたかも一つの商品のように扱っていて、あまりにも血が通っていないような印象を受けました。そのくらいドライに割り切れというのなら、それはそれで理解できますが。

あと、納得できる部分は多分にあるのですが、こういった本のためか、あくまで著者自身の推論にしか聞こえない、つまり説得力を感じられない社会分析がまま見受けられるような気がします。一方で図表などを使ってきちんと語っているところもあるので、その落差がよけい目立つような気がhします。

さて、次は『40歳からのモテる技術』を読むとしますか。

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