2011年4月 2日

電気をためる

今年の夏は節電になるのか、停電になるのか......

書店員さんと話していると、冷房が使えなくなるだろうと予想している人と、そこまではいかないだろうと比較的楽観視している人と半々でしょうか? 商業施設によっても異なるのかも知れません。都心のターミナルにある書店の場合、「ここは大丈夫」という安心感が働いているのかも知れません。あとは鉄道駅直結や近隣のビルも現在の輪番停電から除外されているらしく、そういう書店で働いている人も、夏の節電には比較的楽観的な感じがします。

でも、既に計画停電のあおりをうけて閉店時間がイレギュラーになっているところの書店員さんは、夏も節電で短縮営業になったり、冷房を使わない、使ってもかなり高めの温度設定になるのではと、戦々恐々とまではいきませんが、それに近い予想をしています。

そもそも、高めの温度設定の冷房で、お客様が納得するのでしょうか? いや、こういう時だから納得はしたとしても、実際に体調を崩す、気分が悪くなるという方が出てきたら、デパートなどの商業施設側も対応に苦慮するでしょう。

あたしは、この前から言っているように、夏は昼間の営業をやめて、午後4時か5時ころか夜中の11時や12時までの営業にしたらどうかと思っています。昼間はかなり冷房を使わないと冷房効果も生まれませんが、夕方夜にかけてであれば、昼間ほど冷やす必要はないでしょう。それに、デパートなどはむしろ夕方から寄るに営業していた方が、客足とか売り上げとかにもよいのではないでしょうか? 夜だけでは、と言うのであれば、朝7時から9時か10時くらいまで営業してもよいと思います。店員もまるっきり朝チームと夜チームのシフト制になると思いますが。

それにしても、最近の発電所のニュースを見ていて思うのは、確かに二酸化炭素排出の面から見たら火力発電所よりは原子力発電所の方がよいのでしょうけど、これだけの危険性があり(←ただし、事故が起こったときに火力発電所と原子力発電所ではどちらが危険かを客観的に比較できるのか疑問です)、なおかつお金がかかるとなると考えてしまいます。

これだけの金がかかるのであれば、たとえば、電気を一年でも二年でも蓄えておく方法の開発に予算をかけた方がよっぽどマシではないか、とさえ思います。ソーラー発電は夜間とか曇りや雨の日には発電できないと言われますが、晴れた日に発電しまくってそれをしっかり蓄えておくような研究開発はどの程度進んでいるのでしょうか?

もちろん、太陽光発電の効率化も進めないとならないと思います。駅の屋根にパネルと取り付けて発電しても、その駅で使う電力の数パーセントしかまかなえないと聞きました。駅の規模にもよると思いますが、乗り換えのない比較的シンプルな駅なら自分の駅の電力は自分の屋根のソーラーパネルでまかなえるようにならないものでしょうか?

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