2011年4月30日

お祭りだったの?

今日は午後から高円寺に出かけてきました。

何のために?

はい、もう始まってからずいぶんとたちますが、書評家の豊崎由美さんが隔月でゲストを招いて開いているトークイベント「よんとも」があったのです。

今回のゲストは小池昌代さん。場所は「茶房 高円寺書林」さんです。



これまではブックファーストとかジュンク堂書店とか、比較的大きな書店で開催されていたのですが、今回は顔も声もとても間近なスペースでの開催となりました。

狭い?

いえいえ、むしろ濃密な時間が流れたのではないでしょうか? もちろn、これが節電でクーラーも使えない夏場だったら息苦しかったかも知れませんが、若葉の季節にはちょうどよい会場だったのではないでしょうか?



トークの内容は割愛しますが、時折笑いのこぼれる和やかな雰囲気で、あっという間の一時間半でした。リラックスして聴いている中にも、いつにもまして客席との距離が近いためか、皆さん真剣に聞き入っている様子でした。



時々、道行く人が「何をやっているのだろう?」という感じで中を覗きながら通っていきました。オープンスタイルのカフェならではの光景だったのではないでしょうか? やや風が強いかなという気もしましたが、爽やかな(まだ一日早いですが)五月晴れな土曜日でした。



それにしても、今日は高円寺はお祭りだったようです。駅前で大道芸などもやっていました。純情商店街は土日は毎週こんなににぎわっているのでしょうか? それともお祭りだったからなのでしょうか? ちょっと人あたりしそうな土曜の午後でした(笑)。

そうそう、今日の小池昌代さん、パンツスタイルで、いつもとは違って、ちょっとカッコいい雰囲気で素敵でした。

日本列島の背骨?

なんとかこのゴールデンウィークに間に合って、東北新幹線が全線開通・復旧しました。東日本大震災直後に九州新幹線が開通していたので、これで青森(新青森)から鹿児島(鹿児島中央)まで新幹線で繋がった、日本列島の背骨が回復したといった紹介のされ方がテレビでは盛んです。

ちなみに、一本に繋がったとはいえ、青森から鹿児島まで、新幹線で乗り換えなしで行けるわけではありません。東京と新大阪あるいは博多で乗り換えないとなりませんので、最低でも二回は乗り換えが必要になります(新大阪・博多間なら他の駅でも乗り換えは可能のようですが、とりあえず代表して新大阪と博多を挙げました)。

東京から鹿児島までは確かに一本のレールで繋がっていますが、東北・上越新幹線と東海道・山陽新幹線は線路が繋がっていません。東京駅を確認してもらえばわかりますように、両者は全く別のホームで発着し、線路は繋がっていないのです。

あたしはこれまで、東北新幹線と東海道新幹線とで線路の幅が異なるために物理的につなげないのだと思っていました。確かにこのところ作られた新幹線は、在来線を走ったりして線路の幅が細いのもあるとかないとか聞きますから。

でも東北新幹線と東海道新幹線はそうではなく、つなごうと思えばつなげるそうです。東京駅の構造上の問題もほとんどありません。ちょっと工事をすれば、すぐに接続できるように下準備はできています。それなのにつながないとは・・・・・・

ウィキペディアによると
東京駅では東海道新幹線と東北新幹線の線路が接続されていないため、博多から新青森まで(その逆も)直通で行くことはできず、必ず同駅での乗り換えが必要とされる。国鉄時代には、当初両線の直通運転を前提として建設の計画がなされていたが(直通運転の実験用に試験車両961形が製造された。また、東京駅の東海道新幹線14・15番ホームは直通を想定して作られたため、ホームが東北新幹線側にカーブしている)、東京都内を通過する需要がほとんどないという調査結果や、周波数の違い(東海道・山陽新幹線は60Hzで、東北・上越新幹線は50Hz)、それに東北・上越新幹線用のものには降雪対策が施されるなどといった車体設計の違いから、実現には至らなかった。21世紀初頭では、東京都心を縦貫する湘南新宿ラインの利用が好調なことや東北縦貫線計画が進められていることなどから、関東地方相互の近距離では東京を通過する需要(特に通勤需要)も想定しうる状況であるが、そういった需要は在来線で十分賄えている上に、新幹線については前述の理由に加え、国鉄時代と違い別会社の運行となっており、JR東海の意向で16両貫通の編成でない車両による営業列車は同社の路線への乗り入れは不可となっていることからも、実現の可能性は低いと見られている。
とあります。確かに現実問題としてはその通りかも知れません。採算を考えれば原状で十分というのも理解できます。

でも、新幹線ってそもそもが採算度外視の政治的思惑で建設されてきたではないですか。せっかく青森から鹿児島までが繋がったわけですから、ここは東京駅の線路もつないで日に一往復でよいので、あるいは土日だけの運行でも構わないので、新青森発鹿児島中央行きの新幹線(もちろんその逆も)を走らせましょうよ。最初から最後まで乗る人がどのくらいいるかわかりませんが、それこそ夢があって、新幹線らしいと言えないでしょうか?

そうそう、新幹線と言えば、関西地区担当になって年に何度か東海道新幹線に乗るようになりましたが、のぞみが増えて所要時間が短縮されたからでしょうか、全列車が品川と新横浜に停まるのはやめてほしいです。あんな途中停車は不要です。どちらかだけに留まるように変更して欲しいです。

新横浜はまだ理解できますが、品川駅に止まる理由が理解不能ですし、わざわざあJR東海が新幹線に品川駅を作った理由が、更に輪をかけて理解不能です。

2011年4月29日

ロイヤル・ウェディング

日本時間の今宵は、イギリス王室の結婚式だそうです。あたしは、かろうじてウィリアム王子の両親、チャールズ皇太子(←王太子と言うべきか?)とダイアナ妃の結婚を覚えている世代ですが、取り立ててテレビにかじりついて見ていたという記憶はありません(汗)。

他人の結婚などに興味も何もありませんし、そもそも他人の幸せはわが身の不幸ですから、呪うことはあっても祝福するなんて考えられません。まあ、祝福しようが呪おうが、あの二人には痛くも痒くもなければ、どうでもいいことでしょう(笑)。

それにしても、28歳ですか。学生時代から交際がスタートしていたのなら、もう少し早い結婚でもよかったのではないかという気もします。なにせ、あのウィリアム王子、とても30歳前には見えません。20代とはちょっと信じられない老け方です(爆)。

実のところ、間近で見たら肌のつやや血色など、紛れもなく20代なのでしょうけど、テレビを通してみる限り、失礼ですけど、かなりオッサンという感じがします。血は争えないのか、あの薄い頭髪のせいでしょうね。禿げていてもプリンスはプリンス、モテるのですよね? 当たり前か。だから結婚できるわけだし。でもつきあい始めた頃は、さすがに禿げてはいなかったことでしょう。

しかし、禿げたところが父親そっくりなら、このウィリアム王子もやはり浮気をするのでしょうか? そしていずれケイトさんとは離婚をしてしまうのでしょうか? なんか、そんなところまで「伝統」になっているのではないかという気がしてなりません。

テレビでは朝からこの話題をことさらはしゃぐように報道している感がありますが、世界的にそれほど盛り上がっているのでしょうか? 別に震災の後だから自粛しろと言うつもりはありません。むしろ、こんな時だからこそおめでたい話題に飛びつきたくなる気持ちも理解できます。ただ、なんかテレビを見ていると空騒ぎをしているだけのような気がします。

それと招待客リストの中には、二人の元カレ、元カノの名前もあるとか。大胆というか豪胆というか、一般人でもそれは避けそうな気がしますが、今どきは日本でも気にせずに披露宴に呼ぶものなのでしょうか? 意外と別れた後もいい友達ってことなのでしょうか?(←このあたり、恋人イナイ歴=年齢のあたしには理解不能です。) あと「招待客1900人の半数は新郎・新婦の友人です」とテレビのアナウンサーが盛んに言っていましたが、裏を返せば、半数は当人には縁もゆかりもない人ってことなのではないでしょうか?

ニュースと言えば、今日からゴールデンウィークです。東北新幹線も復旧して、東北地方にはボランティアで出かけて行く人が多いのだとか。

ただ、受け入れ態勢が整わないためにボランティアを断わっている自治体も多いらしく、「とりあえず行くだけ行ってみよう」的なボランティア志願者との間でミスマッチが起きているそうです。

こういうニュースを聞くと、「行けばきっと役に立てる。とりあえず行って見よう」というボランティアの人の無神経さというか、善意に名を借りた自己満足な思い上がりが気になります。そりゃ確かに「被災して困っている人の何か役に立ちたい」という気持ちは立派です。でも、訪問予定先の自治体がどういう受け入れ態勢になっているかとか、何が必要なのかを調べもせずに出かけて行くなんて、自分勝手、自己満足と言われても仕方ないのではないでしょうか?

江戸城天守閣

今朝の朝日新聞「?(ふしぎ)探検隊」欄に、江戸城の天守閣復元に関する記事が載っていました。別に復元しようとか、そういった記事ではなく、日本の主な都市にはお城があって、江戸時代のものか、復元・再建されたものかはともかくその天守閣が街のシンボルとして市民に愛されている、と。そこで東京にも立派な台座がある江戸城の天守閣を復元しようではないか、ということです。

主としてこういう運動をしているのは、江戸城再建を目指す会の面々のようです。この会のサイトを拝見しますと、目指しているのは江戸城天守閣の復元のようですね。会の方は問題はないはずと主張されているみたいですが、対皇居ということを考えれば、あそこにそんな高層建築が建つのは宮内庁が絶対に許可しないのではないでしょうか? あたしはそう思います。そりゃ、天守閣が復元されたら、スカイツリーなんて吹っ飛んでしまうほどの、東京のランドマークになると思います。

でも、このダイアリーでも既に何度か書きましたように、あたしは、江戸城の再建は天守閣ではなく、本丸御殿を再建・復元すべきだと思っています。江戸時代を通じて無かった期間の方が長い天守閣は、江戸の市民にとっても馴染みがあった建物だとは思えません。それよりも、徳川三百年の歴史の舞台、いまならブームにもなっている「大奥」の実物として、本丸御殿はかなりの人気スポットになるのではないでしょうか? もちろん入場料を払うのは厭いません。映画や時代劇ドラマの撮影に貸し出すこともしたらよいでしょう。いわば天守閣を除く本丸の整備です。

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