2011年3月17日

デマゴギー

今朝あたりからは、JRや私鉄各線も、かなり通常運行になってきたような気がします。でも、やはり全体的にサラリーマンの出社は早まっている感じも受けますが・・・・・・

節電のために、書店も短縮営業のところが多いですが、それにもかかわらず残業をしてしまう、否、せざるを得ないというのはちょっと矛盾している気もします。が、そもそも電車のダイヤが不安だから早めに出社するというのも、節電という観点から見た場合、残業と同じくらい矛盾に満ちた行動ですよね?

ところで、今回の震災で、デマのチェーンメールが流されているとか。あたしはケータイメールをやっていないのでよくわかりませんが、PCのメールでは知らないものは一切読まずに捨てていますので、そういうデマメールを見ておりません。

やれ放射能が流れてくるから避難しろだとか、食料品が無くなるから買っておいた方がよいだとか、恐らくは、そんな内容なのでしょう。こういうデマを見聞きするにつけ、かつて歴史の時間に習った関東大震災での朝鮮人虐殺を思い出します。習った記憶では、当時の東京では「朝鮮人が井戸に毒を入れた」というデマが広がり、罪もない朝鮮人が数多く連行されたそうです。



現代のあたしたちは、そういう出来事を歴史の話として、それこそ「そんなバカげた話を信じる人がいたの?」と一笑に付すこともできますが、今回のデマメール騒ぎ、そしてそれを信じてしまっている人がいるという事実を聞くと、人間の心理など時代が変わってもそれほど変わらないものなのだ、という気がします。変わったのはデマを流す手段だけですね。

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