2011年3月 8日

AKB商法?

AAKB商法と書きましたが、別にAKBだけがやっているわけではなく、ジャニーズもずいぶん前からやっていたのではないかと思います。たぶん、モー娘。の時代にもあったような気がするのですが・・・・・・

何かというと、CDの売り方です。

CDが発売されるときに、通常版と初回版、限定版などといくつかのジャケットのものを売り出しています。ファンとしては、通常版だけなく、自分の好きなメンバーが中心になっているジャケットのものも欲しいと思うのがファン心理というものです。またマニア、コレクターなら、すべての種類を買い揃えたいとも考えるでしょう。

そういうファン心理、行動を予測して、同じ商品なのにジャケットだけ買えて何種類も出す、否、買わせるというやり方をひとまずAKB商法と呼んでみただけです。

このAKB商法、ふつうの書籍にはやっぱり使えない方法ですよね?

例えば、アイドルの写真集なら、それこそAKBの写真集なら可能かも知れませんけど、例えば小説とかでジャケット違いのものを作ったとしても、ほとんど意味はないですよね?

ただ、ただ、CDの世界だって、恐らく最初は、「中味が同じなのに、ジャケットが違うだけで、いくらなんでもファンがお金を出してくれるわけないだろう」という意見が支配的だったのではないでしょうか? でも、やってみたらうまいこと当たったので、今ではそれが当たり前のようになってしまっただけなのではないでしょうか?

恐らく、最初に思いついた人は、相当柔軟な思考をする人なんではないかな、と勝手に思っていますが、どうでしょう? 少なくとも過去の常識にはとらわれない発想の持ち主ではないでしょうか?

で、書籍の世界でも、上に書いたようにジャケット違いの本を出すというのは意味がないけれど、こういう過去にとらわれない発想であっと言わせることはできないでしょうか? それこそ業界全体が「そんな方法があったのか!」と、思わず唸ってしまうような方法です。

ちなみに、ジャケット違いの本と書きましたが、しばしば目にする「新装版」は、まさしくジャケット違いの書籍です。ただ、これはAKBのCDのジャケット違いとは月とスッポン、実に姑息な業界のやり方です(爆)。

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