2011年3月31日

明日は

明日アップすると、また昨年のような騒ぎになってしまうかもしれないので、そうするといろいろご迷惑をおかけすることになるので、前の日である今日、書いておきます。

明日、4月1日、大安ですが、あたし、結婚します。

こんな時に中止しないの(?)と言われそうですが、もともと仰々しい披露宴をやるつもりはなく、ごくごく内々で、両家の親族だけでちょっとした会食をするつもりだったので、予定どおり決行です!

あたしなら行きます

テレビはどこを回しても、似たような被災地の様子とか、避難所での苦労話とか、福島の原発の状況とか・・・・・・

そろそろ飽きてきたという声も聞かれますが、ちょっとした心温まる話などは、各局がいろいろ取材をして拾ってきたんだなあと思われたりします。ただ、見ていると、必要以上に美談とか、感動物語に演出しているような気がしてしまい、却って興醒めです。

そんな中、やはり比較的素直に見られるのは子供の話です。

ある避難所の女の子が、クラスの仲良しと離ればなれになってしまって寂しい、と言っていたのが印象に残りました。別に、「ああ、かわいそうに。早くお友達に逢いたいだろうねえ」という思いを抱いたわけではありません。

むしろ、あたしが印象に残ったのは、「友達に逢いたい」という台詞をその子が言ったことです。小学生だろうが高校生だろうが、クラスメートに逢えなくて寂しい、早く家に戻り学校に行って友達と逢いたいという感情は、普通に考えれば当たり前の気持ちなのでしょう。

でも、あたしみたいに、子供の頃はクラスで嫌われていて、仲の良い友達などいなかった者には、その感情やこういう台詞は理解できません。それよりも、イヤなクラスメートに逢わなくてすむ、と思って避難所生活を謳歌しているかも知れません。もしかすると、クラスでイジメを受けていて、今回クラスメートと離れて避難所生活を送ることになり、イジメから逃れられてホッとしている子も、被災者の中にはいるのではないでしょうか?

こういうニュースを見ていても、あたしはそういうことを考えてしまいます。

また東京の街頭でのインタビューで、地元が東北なので親や親戚、古くからの友人の安否が心配だという声も聞かれます。で、ふと思ったのです。あたしは巣鴨の生まれです。東京は豊島区にある、おばあちゃんの原宿で有名な、あの巣鴨です。そして、小学校に上がるときに、巣鴨から杉並区の高井戸に引っ越し、そこに大学4年まで住んでいました。

そんなあたしの場合、もし、巣鴨とか高井戸が甚大な被害を被るような災害が起こった場合、心配するでしょうか? と考えてみたのです。どちらにも心配するような知り合いは、もう住んでいません。いや、探せば知り合いの何人かはいるかも知れませんが、既につきあいがなくなってかなりの時間が流れています。そもそも、つきあいなんて言えるような関係がなかったわけですし、少なくとも心配するような間柄の人は、いくら考えてもいません。

たぶん、あたしは全く心配しないんだろうなあと思います。

相変わらず、冷たい人間かも知れません。

だからというわけではありませんが、もしあたしが原子力関係の技能を持っていたら、言われれば文句も言わず福島の現場に向かいます。ニュースでは生命の危険もあり、なかなか人員確保が出来ないということですが、あたしなら進んで行きます。志願してまで行くかと言われるとわかりませんが、少なくとも上司から「言ってくれないか」と言われれば、「はい、わかりました」と答えるでしょう。

なぜなら、あたしの場合、後に残す家族がいません。いまは母と同居していますが、妹夫婦もいますから、あたしがいなくても大丈夫でしょう。少なくとも、あたしには守るべき配偶者や子供がいませんから、なんと言っても身軽です。

それに、必ずしも生命の危機にさらされるわけではないでしょう。いや、さらされるのか。でも、行ったから必ず死ぬというほど危険な場でもないでしょう。そんなに躊躇するような理由はないと思うのです。

第一、あたしの場合、あたしが死んだからといって悲しむ人は、せいぜい上に挙げた母と妹くらいですから、未練も何もありません。死んでも誰からも悲しまれないのが理想なので、行けと言われれば行きます。どうやら、高いお給料ももらえるみたいですし・・・・・・

2011年3月30日

さすがに放送できないね

WOWOWの番組表というかプログラムガイドの冊子の4月号がようやく届きました。震災の影響でだいぶ発送が遅れたみたいです。

で、4月はどんな映画が放送されるのかなと思っていページをめくっていましたら、23日のところに2010年の韓国映画「TSUNAMI」というのが載っていました。



まさか、このご時勢で放送されないよね、と思ってWOWOWのウェブサイトを確認したら、案の定、放送変更になっておりました。

そりゃ、そうだわね。いくらなんでも、不謹慎と言われかねませんよ。

まあ、プログラムガイドは震災前に編集が終わっていたもののようですから仕方ないと思いますが、それにしても、どうしてこのタイミングでこの映画を放映しようと思っていたのでしょうか。

この夏の電力事情と書店

このところ、気温が高いので、つまり暖房器具を使わないですむので、電力消費量が抑えられるということで、東京電力の計画停電が全く実施されておりません。なんとなく節電しなくちゃという雰囲気にも、実際に停電になって3時間耐えることにも慣れ始めてきたので、ここへきてしばらく停電が見送られたのは、来るべき次の停電に向けてあまりよくないことではないでしょうか?

たぶん、まだもう一回や二回は寒くなる日が来ますよね、東京でも。そんなとき、また改めて一から停電に対する心構えを構築しなければならないのはやはり苦痛です。それでも、4月いっぱいは、あまり停電も実施されずにすむのではないかと高を括っています。

問題はむしろ、ゴールデンウィーク以降でしょう。

このくらいの頃から、東京では時に30度に迫る、場合によっては30度を超える日があったりします。30度は滅多にないにしても、25度を超える日は増えてきますし、やはり5月の日差しは熱いですから、例年ですと、電車やデパートは送風や冷房の使用が考慮される時季となります。

つまり、今よりもはるかに節電を考えないとならない季節がやってくるというわけです。特に、今年の夏に関しては、東京電力は現在の23区を除外という方針を見直して、23区も停電させるという方針のようです。この方針自体は、既に停電体験地区住民としては不公平に対するかなりのフラストレーションがたまっていますので大賛成です。

実際にどの程度停電が行なわれるのかわかりませんが、いまの感じですとデパートなどは率先して節電に励みそうな感じです。

そうなると、冷房を入れないデパートなんて出てくるのでしょうか? 朝の通勤電車も冷房なしでしょうか? そうなると、かなり厳しい状況ですが、たぶん具合が悪くなる人も増えてくるのではないでしょうか? 冷房を全く使わないというのは大袈裟だとしても、デパートや電車の冷房の設定温度が例年よりも更に高めに設定される可能性は大ですね。

一部では冷房が効いていないと苦情も出ているみたいですから、これ以上設定温度を上げるというのも難しい気もしますし、それでどの程度の節電効果があるのでしょう? 個人的には設定温度と、実際に店内・車内が何度になっているかということは別もので、あまり設定温度に縛られすぎない方がよいのではないかとも思います。

それはそうと、冷房を高めにする、あるいは冷房を使わないとなると、具合の悪くなる人が増えるでしょう。書店員の方はさらなる心配の種が増えるわけですね。店長さんにとっては、お客さんだけでなく、アルバイトも含めた従業員の体調管理にも気を遣わないとならなくなるのでしょうか。本当にご苦労様です。

それにしても、もし冷房を本当に使わない夏になったら、夜の東京の気温は少し下がるのではないでしょうか? 縁台にビールと冷や奴、枝豆なんていう昔懐かしい風景があっちこっちで見られるかも知れないですね。

それはそれでいいことかもしれない、そんな気もします。

閑話休題。

あたし思うのですが、冷房を全く使わないというのは、昨今の日本の夏事情を考えますと、いくらなんでも選択肢としては考えられないと思うのです。でも、電力事情を考えると節電はしないとならないわけです。中途半端な冷房ではお客さんに却って不快な思いをさせるし、客に入りにも響くでしょう。

となると、やはり夏も現在のような夕方6時までの営業というお店が増えるのではないかと思います。やはりなんだかんだといっても、営業時間を短くするのが節電にもなるということです。

でも、地元の奥様方が中心の、郊外のデパートやショッピングモールなどならいざ知らず、都心の商業施設が夕方の6時に営業を終えていたので、は売り上げが相当なマイナスになるでしょう。

だったら、ここで発想を変え、夕方の4時か5時に開店して、夜の10時か11時頃に閉店するような営業時間にしてはどうでしょう? なんなら、朝も8時から10時くらいまでは営業してもよいと思います。つまり一番暑い時間帯、要するに一番電力を消費する時間帯に店を閉め、夕方、多少涼しくなってきた頃から営業を始めるのです。

都心なら会社帰りのお客を当てに出来ますから、むしろ4時や5時以降開店している方が繁盛するのではないでしょうか? もちろん、デパートなどの商業施設に入っている書店も同様の営業時間に変えざる得ないでしょう。営業回りにこちらとしてはやりにくいですが、致し方ありません。お国のためです。危急存亡の秋(とき)ですから。

これでどの程度、電力消費が抑えられるのかわかりませんが、試してみる価値はあるのではないでしょうか?

ところで、その頃までには、現在の非常事態もやり過ごし、紙やインクの工場も復旧して、出版界は元に戻っていますよね?

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