2011年2月27日

上野のパンダ

上野動物園に新しいパンダが中国からやってきましたが・・・・・・

中国好きで、パンダのネクタイも何本か持っているあたしとしては大歓迎だと周囲からは思われているかも知れません。でも、個人的には反対です。上野動物園にパンダは要りません。そう思います。

その理由として、まずはあたしが上野でパンダを見たことがないからです。だから上野にパンダという必然性があたしの中には存在しません。(ちなみに、パンダは中国の首都、北京動物園で3回ほど見たことがあるだけです。)

次に、そのレンタル料。そりゃ、子供たちに夢を、というのであれば安いと言えなくもないです。でも、パンダって日本国内の他の動物園にもいますし、大東京のど真ん中、上野動物園がそんなわかりやすいものに頼らなくたっていいのではないか、という気がします。そのお金があるなら、もっと別な動物のために使えば、と思います。

旭川動物園が独自の工夫を凝らした展示で人気を集めたように、もっとアイデアで勝負すべきではないでしょうか。それでなくとも東京にあるという立地のよさがあるわけで、それプラス、パンダなんて、地方の集客に苦労している動物園から見たら「なに贅沢言ってるんだ」という話ではないでしょうか? パンダを迎えるなら、地方のさびれた動物園がよいのではないでしょうか?

あと、やはりパンダを見るための行列に並びたくはない、というのも大きな理由の一つです。ただ、こればっかりは、なんとも言えませんね。親戚の子供とかが「パンダ、見に連れてって」とかって言ってきたら、並ばざるを得ないでしょう。いや、「そんなの自分の親と行け」とあたしなら突っぱねるでしょうか? あと子供以外を考えてみますと、幸いにも(不幸にも?)、あたしには「パンダを一緒に見に行こう」と言ってくるような友達も恋人もいないので安心です(爆)。

ただ断わっておきますが、あたしはパンダが嫌いなわけではありません。むしろ好きな方です。でも、それを上野で見たいかと言われたらノーなのです。

ちなみに、あたしは子供のころから動物園に行くと、楽しい気分もあるにはあるのですが、どちらかというと哀しい気持ちになることの方が多かったです。「故郷からこんなに遠い国に連れてこられて・・・」という気持ちになってしまうのです。猛暑に苦しんでいるシロクマ、寒さに凍えるアフリカの動物たち、などなど。

そりゃ天敵もいなくて、食事の心配もない動物園の暮らしは、野生に暮らすより実は快適なのかも知れません。多少の暑さ寒さは我慢できる範囲なのかも、とも思います。こればっかりは動物の気持ちまではわかりません。

でも、あたしは小さいころから動物園に行くとそんな風に考えてしまう、感じてしまう子供で、今もそういう感覚は残っています。だから、心の片隅では「日本になんか来ないで、四川の山の中で自由に暮らした方が幸せだったんじゃないか」と思ってしまう部分があるのです。

そして、テレビで盛んに今回のパンダのニュースが流れているのを見ると、日本って平和だなあと思います。かたや、地震で瓦礫の下になっている人もいれば、新しい国作りのために闘っているアフリカの人もいるというのに・・・・・・

テレビと言えば、フジテレビ系で放送されていた「プロポーズ兄弟」を録画しておいたので視ました。が、四夜連続でちゃんと予約録画しておいたはずが、第一話と第二話が録れていなかった......(涙)。

なぜ?

特に第二話、佐々木希ちゃんが見たかったのに!

まあ、いいです。気を取り直して視聴しました。

できすぎのストーリーですが、まあ、こんなものでしょうね、ドラマですから。むしろ、あたしが見てて感じ、気になったのは、「そんなプロポーズをするような対象が身近にいるのか?」という点です。あたしの場合、まずはそこからスタートしないとダメみたいです(爆)。

読んだ感想を書く