こんな本ないですか?
JR東海のテレビCMで見た新薬師寺の映像。「うましうるわし奈良」というキャンペーンのCMなんですが、これがちょっと目を引きました。
十二神将像が、今でこそ色味のない、それこそ味も素っ気もないモノトーンの像なんですが、建立当時は極彩色に塗られていたらしく、それをコンピューターグラフィックで復元して、色を施した十二神将像がテレビ画面に現われます。
このCMを見たときに、確かに日本の仏像は今でこそ無着色で、木のぬくもりというか味わいを保ったままのものばかりが多いけれど、それは後世の日本人のわび・さびなどの文化的な嗜好によるもので、仏教伝来から長い間、極彩色で塗られたものがほとんどだったという、話を思い出しました。誰かに聞いたのか、テレビで見たのか、本で読んだのかは忘れましたけど。
こういう伝世のものって、本来の色とはかなり懸け離れた状態になっているものって多いですよね。あの「モナリザ」ですら、描きあがった当時はもっと明るい色だったという話ですから、それよりも古い仏像や絵画などは推して知るべしです。
で、思うのですが、こういう「当時はこんな色でした」といった往時復元美術集って、どこからか出版されていなかったでしょうか? 予想どおりのものもあれば、目から鱗というものもかなりあると思いますので、それなりに面白い本になるのではないかと思いますけど、どうでしょうか?
十二神将像が、今でこそ色味のない、それこそ味も素っ気もないモノトーンの像なんですが、建立当時は極彩色に塗られていたらしく、それをコンピューターグラフィックで復元して、色を施した十二神将像がテレビ画面に現われます。
このCMを見たときに、確かに日本の仏像は今でこそ無着色で、木のぬくもりというか味わいを保ったままのものばかりが多いけれど、それは後世の日本人のわび・さびなどの文化的な嗜好によるもので、仏教伝来から長い間、極彩色で塗られたものがほとんどだったという、話を思い出しました。誰かに聞いたのか、テレビで見たのか、本で読んだのかは忘れましたけど。
こういう伝世のものって、本来の色とはかなり懸け離れた状態になっているものって多いですよね。あの「モナリザ」ですら、描きあがった当時はもっと明るい色だったという話ですから、それよりも古い仏像や絵画などは推して知るべしです。
で、思うのですが、こういう「当時はこんな色でした」といった往時復元美術集って、どこからか出版されていなかったでしょうか? 予想どおりのものもあれば、目から鱗というものもかなりあると思いますので、それなりに面白い本になるのではないかと思いますけど、どうでしょうか?
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