2010年12月18日

SPEC終了

昨晩の放送をもって、TBS系ドラマ「SPEC」が終了しました。

このドラマ、評判がよかったのか悪かったのか、微妙です。別にウェブサイトのメッセージだとか、ミクシィの「SPEC」コミュを覗いたりしたわけではありませんが、視聴率的には渋かったのではないでしょうか?

そもそも「ケイゾク」を期待して見始めたわけですが、「ケイゾク」の方が数段面白かったです。

「ケイゾク」の場合、最初の数回はほとんどタダの刑事ドラマという感じで作っていて、本当に徐々にエンディングへ向けての謎を小出しにしていった感があります。それに主人公の中谷美紀も、確かに頭はいいのですが、決して超能力者ではないところが魅力でした。



それに対して「SPEC」は、最初からエンディングへ向けての大きなストーリーがあって、毎回の事件はおまけ的な感がしまくっていて、そこが興醒めでした。

それに戸田恵梨香の役もそうなのですが、超能力者を出してしまうと、なにが起っても「アリ」になってしまい、刑事ドラマ本来の謎解きがどうでもよくなってしまいます。やはり、きちんとした刑事ドラマとして、謎解きは謎解きできちんと成り立っていて、その上で大いなる謎、背後の闇が見える方が愉しめたのではないかと思います。

それに、黒幕の黒幕が城田優では軽すぎます。最終回はいかにも「続きがありますよ」的な終わらせ方で、これもちょっとえげつない感じです。どうせなら、きっちりと謎解きも出来、伏線も回収した終わり方にしておいて欲しかった。その上で、続編があったときに、「まだ、そんな謎が残っていたのか?」と驚かせて欲しいものです。

と、文句ばかり書いているようですが、結果的に一回も欠かすことなく、楽しく見てしまったのは事実です(笑)。

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