2010年12月25日

思いやりとは、違う

こんなコラムがありました。

本心を言わないのは思いやりか?

のっけのエピソードは、思いやりとか本心とか言う以前の問題という気がしますが......

本心を語るのが思いやりなのかどうかと聞かれても、あたしは困ります。なぜなら、あたしは、どちらかと言えば、ほぼ包み隠さず思ったことを言ってしまう人間だからです。

「正直者」「嘘がつけない人」と言えば印象もよいのかも知れませんが、そうではなく、実際のところは場の雰囲気を考えて大人の対応をする、ということが出来ないタイプです(汗)。

社会人になって十数年が経つというのにそんなことでどうする、と言われそうですが、時が経てば経つほど社会人としての建前とか場を取り繕うような会話に嫌気がさし、ついつい思っていることをオブラートに包みもせずに口にしてしまうことがよくあります。

もちろん、相手を怒らせる、ムッとさせることはしょっちゅうです。

で、だからといって、あたしの場合、それを反省するでもなく、「心と心が触れ合ってこそ、人は初めて付き合うことになる」とか、「大切な人とは本心で付き合った方がいい」って思っているわけでもありません。

むしろその逆なんです。

他人は基本的に嫌い、だから怒らせたって構わない、傷つけたって構わない、だから我慢なんかせずに言いたいことを言ってしまう、それで相手のとの関係がこじれたって痛くも痒くもない、そういう風に思ってしまうのです。

まあ、フラストレーションがたまるほど本音と建て前が乖離するようなことって、実生活や社会ではほとんどないんですけど。


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