2010年12月23日

ガラシャ

ガラシャ』読了。

個人的にはもう少し切ない物語を期待していましたが、歴史上の人物、それも、それなりの地位にあった人が主人公ですから、これ以上の脚色は望むべくもないのかも知れません。

この物語が史実か否かはともかく、ガラシャには言われているような最期を遂げて欲しくないという気持ちは理解できます。こういった生存説は実際にもあったのではないでしょうか?

それでも、切ない物語を期待したあたしには、キリスト教が余計だったのかも知れないと感じました。もちろん、ガラシャとキリスト教は切っても切れない関係ですが、それがために却って一途な悲恋物語がぼやけてしまった気がします。

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