2010年12月 3日

ヒ素は食べられるのか?

ヒ素と聞くと、歴史小説や歴史ドラマ、いやそんなフィクションでなくたって、真実の歴史の中では殺人・暗殺の手段としてしばしば登場する毒物です。そんなヒ素を食べて生きている生物がいるなんて......

NASAなど、ヒ素を食べる細菌を発見

でも、正直なところ、細菌でよかった、と思います。これがもし動物だったりしたら、ちょっと気味悪いです。どうやったって殺すことができないホラー映画の主人公のようなものをイメージしてしまいます。そして、人を襲うようになって、いつか人類はこの生物にすべてやられてしまう......

そんなときでも、あたしは生き残りそうな気がします。ヒ素すら食べる生物が、あたしを食べようとしないなんて、あたしってどんだけ嫌われているんだか!

ただ、このニュースで一番気になったというか感心したのは、この細菌が「もともとヒ素の含有率が高い塩水湖のモノ湖で採取された」というところなんです。どうしてそんな湖が見つかったのでしょう、そしてそこから水を採取してきて、それを調べるなんて物好きなことを、よくもまあ科学者ってやるものですね。そいのことが一番驚きというか、すごいなあと感心してしまうことです。

それにしても、ヒ素を食べる細菌、その細菌を食べる微生物、その微生物を摂取する植物とか動物、その動物を食料とするヒト、と考えていくと、いつのまにかあたしたちの体の中にもヒ素が蓄積されているのでしょうか?



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