2010年12月 1日

宇宙戦艦ヤマト

いよいよ公開の「SPACE BATTLESHIP ヤマト」、一応、ヤマト世代としては一言述べずにはいられません。

ってなことはないのですが、やはり何か言いたいところがないわけではないです。

その前に、すぐ前で、あたしは「ヤマト世代」だと書きましたが、あたしがテレビのアニメ「宇宙戦艦ヤマト」を見たとき、小学生だったと思うのですが、その頃見たヤマトは既に再放送でした。本放送では見ていません。

で、その後、劇場版を見たりして育ってきたわけで、テレビで映画版のヤマトが放送されるとやはり見てしまったりしていました。スカパー!でやっていた「大ヤマト零号」なんかまで見てしまいましたから、それなりに好きだったのでしょうね。

ところで、今回の映画、試写を見たわけでも、これから公開されるのを見に行こうとしているわけでもありません。でも、盛んにテレビに登場するキムタクなどの話を総合してみると、かなりCGを使っているようで、「だったら、なんで実写版でわざわざ作ったの? アニメでいいじゃない、十分だよね」と思ってしまいます。

それと、古代進がキムタクというのも、ちょっとね。

いえ、別にキムタクが大嫌いとかって、そこまで言うつもりはありません。十年前や十五年前ならキムタクでそれなりにムッとしつつも納得していたと思います。

でも、古代進を今のキムタクがやるのは、ちょっと年とりすぎでしょ、と思います。

いや、今回のヤマトは島だって緒形直人で既婚者の設定だし、佐渡先生は高島礼子だし......。

と、アニメ版からはいくつもの設定変更が行なわれているわけですから、古代進も現在のキムタクでいいんだと言われれば、はいそうですか、としか言えません。

ただ、実際問題、あたしは実は小学生の頃にヤマトを見て、地球の運命を託すのに、肝心要の攻撃班長の古代、航海班長の島がいくらなんでも若すぎるでしょ、と思っていました。あんな経験も何もない若造が中心になっているなんて、地球防衛軍の幹部は狂っているとしか思えませんでした。

小学生の頃にそんなことを考えながら見ていたというのも、正直なところかわいげのない小学生だと思います。もしかすると、ヤマトって地球防衛軍の主力ではなく、だから半人前の若造がクルーとして搭乗できたのかも知れませんね。結果的にヤマトが地球を救う役割を果たしてしまったからヒーローになってしまっただけで、本来は別の艦がイスカンダルへ行くはずだったのかもしれません。

よくわかりませんが、そういう背景があったのなら、古代や島の若さも納得できます。で、むしろ今回の実写版、キムタク版の方がそういう意味では自然なのかも知れません。

それと、エアロスミスのスティーブン・タイラーが主題歌って、まるっきりアルマゲドンの二番煎じじゃないですか? ヤマトにはわれらがささきいさおがいれば十分だと思いますし、ヤマトの主題歌はあれ以外には考えられません。

スティーヴン・タイラーは嫌いじゃないですけど、今回に関してはせいぜい挿入歌がいいところです。エンディングだって、「真っ赤なスカーフ」という名曲があります。



それにジュリーこと沢田研二もヤマトの曲を歌っていたの、知ってますか? これも、かなり名曲だったと思うのですが......


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