2010年11月23日

同性に嫌われる

数日前に、同性に嫌われるタイプの女の子が新入社員として入社してきたという夢を見た、と書きました

実は、ストーリーは全く異なるのですが、同性に嫌われるタイプの異性に好かれる、あるいはあたしがそういう子を好きになってしまうというシチュエーションの夢って、時々見てしまうのです。

よく「どんなタイプが好きですか、嫌いですか」といったアンケートでは、男女問わず、同性に好かれる人が人気で、逆に同性に好かれない、嫌われるタイプの人はやはり敬遠されるという結果が出ています。この結果自体、それほど怪しむに足りません。当然だと思います。そのことはあたしも重々承知しています。

それなのに、どうしてあたしは繰り返しそんな夢を見てしまうのでしょうか?

考えられる結論としては、その子が可愛ければ、見た目が自分の好みであれば、性格や世間の評判など気にしない人間だからなのか。いや、それではあまりにも自分が情けない人間すぎます。では単純に、あたしが「嫌われっ子フェチ」だから、というのはどうでしょう。実のところ、たぶんそんなところなのでしょう。

なんで、嫌われっ子が好きなのか?

それはたぶん、あたしが小さいころからずーっと人に嫌われていた人間だったから、なんとなく同類相憐れむ、親近感を覚える、あたしくらい仲良くしてあげないと、といった感情が無意識のうちに働くからだと思います。

学園モノのドラマなどでも、クラスの嫌われ者とかいじめられっ子が出ていると、やはりなんとなくその子を意識してしまうというか気になってしまいます。

だからといって、人から「どんな人が好みですか?」と問われて、「他人から嫌われている人」とは答えたくありません(汗)。「どうしてあたしのこと好きになったの?」「あたしのどんなところが好き?」と聞かれて、「みんなから嫌われているか」なんて答えようものなら、相手を怒らせること間違いなしでしょう。

先に、親近感を覚えると書きましたが、これってよくよく考えてみますと、「自分ならその人の気持ちをわかってあげられる」なんていう優しい気持ちでも、あるいは優越感丸出しの恩着せがましい感情でもありません。

むしろその逆だと思います。つまり「その人なら、あたしのことを理解してくれる」「あたしのことを嫌わないでいてくれる」ということを期待している、そんな感情ではないかと思うのです。

しかし、いずれにせよ、なんともネガティブな、救いのない気持ちの持ちようではないでしょうか。


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