2010年11月20日

闇夜にイルミネーション

木曜日に多摩センターへ行ったのですが、多摩センターの駅前は毎年この時季になるとイルミネーションがきれいです。サンリオピューロランドがあるからでしょうか、大人っぽさの中にも子供らしさと言いますか、ややメルヘンチックなところもあり、老いも若きもケータイで写真を撮っていました。

それにしても、ケータイであんな夜景を、イルミネーションをきれいに撮れるのでしょうか? 近頃のケータイのカメラ機能って、かなり進化しているのですね。知りませんでした(汗)。そもそも、一昔前ならばケータイではなくデジカメで撮っていたことでしょう。あたしならそうです。手ブレに気をつけながら......

昨日は、午後のまだ暗くならない時間帯に立川へ行きました。もちろん営業回りです。油を売りに行っているのではありません(汗)。立川と言えば書店は決まっていますので、あえて書きませんが、駅からモノレール下を歩いて行くと、この立川という街もそれなりにイルミネーションでデコっています。先日も朝日新聞の多摩面に書いてありましたが、今年は南口方面に力を入れているのだとか。

ただ残念ながら、上に書いたようにまだ暗くならない時間帯だったのでイルミネーションは全くありませんでした。立川も暗くなればそれなりにきれいです。多摩センターに比べるとメルヘンっぽさは劣りますが、やはり大人向けということなのでしょうか?

あたしは、このシーズンの街のイルミネーションというのが嫌いではありません。わざわざ出かけていってまで見ようとは思わないですが、たまたま出かけた先でこういったきれいな電飾で飾られた街を見るのは嫌いではありませんし、なんとなく街の浮ついた感は意外と好きです。

でも、その一方で、夜は暗さも味わいたい、という思いもあります。小さい頃に行った田舎の村で歩いた畑の中の道、学生時代に語学研修で訪れた北京の郊外などなど。歩いている自分の足下すら見えない、前に腕を伸ばすと自分の手が見えない、それくらいの暗さが夜らしくて好きです。

暗闇を失うということは科学文明が発達したと言うことですが、それと引き替えに人類が無くしたものはあまりにも大きい、そんな台詞を何かの本で読んだことがあります。

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