2010年11月14日

その名は...穂村弘?

今宵は、ジュンク堂書店新宿店で吉野朔実さんと穂村弘さんのトークイベントでした。穂村さんの話が聞きたくて行ったのですが、今回のイベントのメインはあくまで吉野さんの方。吉野さんの新刊刊行に合わせてのトークイベントです。

ちなみに、穂村さんのイベントへ行くのは今回が三回目(のはず)。同じくジュンク堂書店の池袋本店で行なわれた小池昌代さんとのトークイベント、オリオン書房ノルテ店で行なわれた平岡あみさん、宇野亜吉良さんとの鼎談に行ったことがあります。

で、そのジュンク堂新宿店のイベントの前、午後にちょこっと寄り道。

六本木にあるサントリー美術館でやっている展覧会「歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦屋重三郎」展を見てきました。日曜の午後という時間帯、なおかつ都内各所にポスターも貼ってあるので、かなりの混雑を予想して出かけたのですが、案の定、意外と客の入りはよかったです。

六本木のミッドタウンという土地柄か、若い女性や若いカップルも多く、「へえー、こういうのに興味あるんだ」などとちょっと思ってしまいました。あっ、そういう偏見はよくないですね。そもそも、周囲から見たら、あたしの方がよっぽど違和感があったかもしれないのですから。

さてさて展示ですが、吉原モノが多かったという気がします。なんか、宮木あや子さんの花宵道中の世界をそのまま見ている感じがします。いや、もしかしたら、会場の中に宮木さんがいたかもしれないですね、なんて。

それにしても、絵筆で描いても表現できないような繊細かつ精密な絵、いや、あれは絵ではなく版画なんですよね。当時既にあれほどの技術の域に達していたとは驚きです。



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