2010年11月 3日

羽田空港国際化のCM

羽田空港と呼ぶべきか、東京国際空港と呼ぶべきか、これまでは後者の呼び方に違和感を感じていましたが、このほど名実共に「国際」が板に付いた状態に戻りました。

はい、あたしは羽田が東京の国際空港であった時代を知っています。成田空港が無かった頃を知っています。あ、成田も新東京国際空港と呼ぶべきなのでしょうか?

で、その羽田空港再国際化にあわせて、JALもANAもテレビCMが盛んに流れています。たぶん関東限定でしょうけど。

どちらも夕方から夜にかけて、黙々とオフィスで働くビジネスマンが深夜のフライトで海外出張に出かけるという内容です。

この不景気のご時世、少しでも日数の節約とか滞在費の節約を考えるのはわかりますが、フライト時間ぎりぎりまで残業し(他の社員も意外と残って働いている!)、慌ただしく羽田に向かい飛行機に乗るなんて、バブルの頃の猛烈社員じゃあるまいし、なんか時代錯誤な気がします。

たぶん、成田は個人旅行、高楽向け、羽田はビジネス向けという使い分けを意識したからなのでしょうけど、そんな意識だから経営が傾いたのではないでしょうか? という気がします。むしろ旅行会社の方が、これからは羽田から海外旅行、という非常に庶民にもわかりやすいメッセージを送っているのではないでしょうか? しかし、そういったCMはあまり目立ちませんね。もしかして成田に配慮して、広告業界に国が圧力をかけているのでしょうか?

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