2010年10月16日

サングラス

地理の、いや違う、チリの炭坑落盤事故。

全員無事に助かってよかったと思います。もし自分があんなめに遭ったらと思うと、ちょっとどころか、かなり怖いです。

チリ国内はもとより、世界的にも33人はヒーロー扱いで、救出作業も映画になるとかならないとか......。

でもちょっと待ってください。

そもそも、なんであんな事故が起きたのでしょうか? 安全面とかに問題があったのではないでしょうか? あんな事故など起きず、作業員たちが安全に毎日の作業ができるのが、派手ではないですし誰からも見向きもされないでしょうけど、もっとも英雄的なことだと思うのですが......

いえ、ああいう事故のニュースを聞くと、中国でもしょっちゅう起きているよなあ、助からずにどれくらいの人が死んでいるのだろう、そもそも報道もされない、事故があったことすら伏せられたままという事故がそこら中に転がっていそうです。そんなことを考えてしまいました。

ところで、救出に当たって、閉じこめられた作業員たちにサングラスが支給されたそうです。多少の明かりはあったでしょうけど、ほぼ二ヶ月の暗闇生活、そこから地上に出てくると目をやられてしまうのを防ぐための措置だそうです。

そこまではわかります。当然のケアでしょう。

でも、実際の救出劇をテレビで見ていて違和感を感じました。

太陽光が危険だからサングラスを支給しているというのに、あの報道陣のフラッシュはなんでしょう? そりゃ確かに映像をきれいに撮るためにフラッシュは必要かもしれませんが、今回のような事例ではもう少し気を遣うべきではないでしょうか? ニュース映像を見ていてそう思いました。

せめて医者とか誰かが、フラッシュの使用中止を報道陣に申し入れることはできなかったのでしょうか?

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