2010年9月29日

カタカナ表記

北朝鮮の次期指導者になるのかどうかわかりませんが、とりあえず金正日の後継者として三男坊が決まったとのニュース。

北朝鮮がどういう国であって、拉致問題がどうのこうのといった話は今はおきます。飢餓で国民が苦しんでいるだとか、脱北者が中朝国境を越えて来ているといったことも、とりあえずはどうでもいいです。

あたしが気になるのは三男坊の名前です。

ニュースなど、テレビや新聞、さらにはウェブサイトなどすべてを当たったわけではありませんので、決めつけるような言い方はできませんが、今回の報道で三男坊は「ジョンウン氏」と表記されることが多いですね。

「キム・ジョンウン」だったり、「金ジョンウン」だったりしますが、名前に関してはとりあえずカタカナです。でも、父親は「金正日」と書かれていることがほとんどで、長男、次男も漢字で書かれている(正男、正哲でしたっけ?)ことがほとんどですよね。

なぜ、三男坊だけ漢字表記ではないのでしょうか?

日本語の常用漢字にはない文字を使っているのでしょうか? でも以前、確か「正雲」って書いてあったことがあったような気もするのですが......。あるいは漢字表記が確定していない、少なくとも西側報道陣の中では、どういう漢字を書くのか確かな情報が入手できていないということなのでしょうか? 新聞紙面を見ても、彼だけがカタカナなので非常に違和感を感じます。

そう言えば、いつのまにか「金日成」は漢字でそう書かれても「キム・イルソン」、「金正日」も同じく「キム・ジョンイル」と発音されるようになりましたね、テレビなどでは。これまで中国、韓国、北朝鮮に関しては、名前の漢字表記は日本漢字音のまま読むという伝統というか慣習がありましたが、この数年、現地音で発音するのが標準となってきた感があります。(でも、中国は相変わらず日本人の名前を中国語発音で読んでいますよね? あたしは読みやすい方で読めばいいと思っているのですけど......)

そう言う流れを踏まえたとしても、今回の「ジョンウン」はちょっと異質感がぬぐえません。いったいなぜなのか、どっかの新聞にはちゃんと注記されているのでしょうか?

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