2010年9月24日

興奮する本

別にエッチな本ではありません。もちろん、アイドルのグラビアでもありません。久しぶりに、読んでいてワクワクと興奮する本に出逢いました。それがこれです。



ふだん、書店の人と「最近、何か面白い本あった?」とか、「この本面白かったよ」という話になっても、多くの場合文芸書担当の方との話が多く、ですから名前の挙がる本もほとんどが文芸書です。それはそれで面白いし愉しいし、読み心をそそられる、読書意欲をかき立てられる本ばかりなのですが、やはり文芸書という範疇には変わりありません。

個人的にあたしが切ないラブストーリーが好きということもあって、文芸書ではなかなかワクワクするような本に出逢うことが少ないのです。それはそれでもちろんあたしの責任、自分の偏った読書傾向がいけないのはわかっています。決して文芸書をバカにしたりするつもりはありません。

で、一昨日から通勤の電車の中で読み始めたのが上掲の本です。

まだ途中までしか読んでいないのですが、とにかく面白いです。読んでいてワクワクしっぱなしです。最初からとにかく引きつけられます。デカルトの方法的懐疑から「私」を考察するところ、あるいは「有」に関する考察、面白くって面白くって、鼻血が出そうです(笑)。

通勤電車に乗っている時間が短すぎると感じるくらいです。できるなら、このまま下りずに中央線を行ったり来たり、あるいは山手線で何周もしながら読み続けていたい本です。

日本語を使って、というところがミソなのですが、こういう考察を中国語でも誰かやってくれないかしら?

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