2010年9月 8日

色のある影

少し前に、そこにはいない人が見えるときがある、ということを書きました。あまりにも生々しく、一瞬本当にそこにその人がいるように見えるので、かなりドキッとするのですが、この数ヶ月はお陰様で(?)そういうこともなく、平穏無事な日々が過ぎておりました。

ところが、昨日の帰宅途中、これまた一瞬なんですが、なんと影に色がついているのを見てしまいました。

暑い暑いと言ってももう9月。日もだいぶ短くなって、夕方には長い影が出、風もなんとなく涼しいかな、という日々です。昨日はそれでもやや蒸し暑かったですが、帰り道、影を自分の前に見ながら歩いていました。

あたしはカバンに、京都のお店「」で買ったお守りをつけています。いや、お守りというか商品名で言えば根付けです。何色かありまして、あたしがつけているのは言わずもがな、ピンクです、恋愛運アップの根付けです。

カバンの外にぶら下げているので、影でもカバンと一緒にブラブラ弾けているその根付けが地面に映っています。ただ、昨日の帰り道、一瞬の出来事ですが、その影の根付け、いや、根付けの影と言った方が正しいのでしょうか、それがピンク色になったのです。あたし自身の影も、もちろん根付けをぶら下げているカバンの影も黒いまま、何ら変わったところのない影らしい影です。

一瞬だけ、その根付けの影がピンク色に見え、「えーっ」と思ってもう一度目を凝らした瞬間にはカバンと同じく黒い影に戻ってしまっていました。

これって、もしかすると恋愛成就の予兆なのでしょうか? 近々、あたしの前に運命の人が現われる、あるいは最近運命の人と巡り会ったという啓示なのでしょうか?

まさか、「このお守り、使用期限切れが近づいていますから、そろそろ新しいものを御用意ください」という警告だったのでしょうか?

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