2010年9月 4日

図書室から...

地図の作成を6枚頼まれています。それほど複雑なものではないのですが、ギリシャあたりの地図なので、島が多くて一苦労です。どの国にもこだわりとか好き嫌いはないのですが、地図を作っていますと、島が多いとか、海岸線が複雑だ、といった理由で、その国を嫌いになってしまったりします(汗)。だから、フィリピンなんかも嫌いです(笑)。

それにしても、6枚となると、今日一日かかってしまうかしら? どうせ休みの日は引きこもっていますから構いませんが、この暑さは何とかして欲しいです。そうそう、引きこもりと言えば、「森妃姫子(もりひきこ)」って人、ご存じですか? 知らない方はこちらをどうぞ! 子どもたちの間では有名人らしいです(笑)。

で、余談が長くなりました。そんな地図作りを頼まれているのなら、朝から早起きして制作にかかれというところですが、今朝は、ようやく数日前に重版が出来てきた、あたしの勤務先の本『図書室からはじまる愛』が、NHK-BSの週刊ブックレビューで紹介される(された?)ので、それを見ておりました。

実は、ブックレビューを見るの、久しぶりです。ふだんは土曜の朝は寝ているのかって? いいえ違います。とっくに起きています。むしろ、8時半なんていう時間は中途半端すぎて、いつもパソコンに向かっていて、気づくと放送が終わっていることの方が多いのです。もう少し早い時間だと、朝食を食べながらとか、食べた後の一休みの時間に見られるのですけど......

さて、同書ですが、やはりこれまでも中学や高校の図書館からの注文が多かったです。なかなかこういう本は、書店の児童書コーナーでも売りにくく、海外文学のコーナーでも売りにくく、こういった紹介で火がつくパターンが多いのです。今日のブックレビューがそういうきっかけになってくれると嬉しいです。

個人的な感想としては、いわゆるヤングアダルト小説なんですが、十分大人でも楽しめる、むしろインド独立とか大人だからこそ楽しめる部分が多分にある本だ、というような紹介の仕方をしていただいたので、週が明けると注文がかなり来ているのでは、と期待してしまいます。

さて、今日は、自分の勤務先の本が取り上げられるから見た、というよりは、実は評者の一人が宮木あや子さんだったから見た、と言った方が正解かもしれないです。

宮木さん、全然テレビ慣れしていなくてよかったです。自分のお薦めの本ですら「あたしに話を振らないで」といった感じがありありと見え、一生懸命コメントを述べているのですが、「ああ、もうやだ、早く終わらないかな、もう引っ込みたいよー」という宮木さんの心の声が聞こえるような感じでした。

その宮木さんのお薦めは『ふがいない僕は空を見た』『つばさものがたり』、それに『雨心中』の三つ。どれも未読ですが、『雨心中』はいかにも宮木さんが好みそうな本のようです。そして、残りの二つも、宮木さんのお薦めですからきっとちょっぴり切ない物語なのでしょう。

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