ラテ欄
記憶の糸をたどってみますと、本で読んだのではなく、テレビで見たと思うのですが、新聞にあるラジオ・テレビ欄、通称ラテ欄についてです。
今あるような新聞は明治時代からだと思いますが、その後、ラジオというマスメディアが登場し、新聞界は相当な危機感を持ったようです。そりゃそうでしょうね。CDを売っていた音樂業界に、突如ネット配信という音楽販売の方法が現われたようなものだと思います。否、当時の新聞人が受けた衝撃としては、それ以上のものだったのではないか、とも思います。
で、あたしがテレビで見たエピソードというのは、ラジオが登場したときに、ライバルである新聞は、確かそれをやったのは読売新聞だと紹介されていたと記憶しているのですが、紙面にラジオ番組表を掲載したのです。
今でこそ、新聞のテレビ・ラジオ欄(←今や主役はラジオではなく、テレビです)は、新聞はそこから見ますという人がいるほど、なくてはならないコーナーになっていますが、当時、突如現われた強力なライバルであるラジオの番組表を掲載するなんて、ものすごい柔軟な発想ではないでしょうか。
で、なにか言いたいかと言いますと、電子書籍が騒がれていますが、紙の書籍はこういう柔軟な発想で電子書籍を迎えることができているのだろうか、ということです。新聞がラテ欄を作ったような柔軟さ、書籍だと何に当たるのでしょうか?
今あるような新聞は明治時代からだと思いますが、その後、ラジオというマスメディアが登場し、新聞界は相当な危機感を持ったようです。そりゃそうでしょうね。CDを売っていた音樂業界に、突如ネット配信という音楽販売の方法が現われたようなものだと思います。否、当時の新聞人が受けた衝撃としては、それ以上のものだったのではないか、とも思います。
で、あたしがテレビで見たエピソードというのは、ラジオが登場したときに、ライバルである新聞は、確かそれをやったのは読売新聞だと紹介されていたと記憶しているのですが、紙面にラジオ番組表を掲載したのです。
今でこそ、新聞のテレビ・ラジオ欄(←今や主役はラジオではなく、テレビです)は、新聞はそこから見ますという人がいるほど、なくてはならないコーナーになっていますが、当時、突如現われた強力なライバルであるラジオの番組表を掲載するなんて、ものすごい柔軟な発想ではないでしょうか。
で、なにか言いたいかと言いますと、電子書籍が騒がれていますが、紙の書籍はこういう柔軟な発想で電子書籍を迎えることができているのだろうか、ということです。新聞がラテ欄を作ったような柔軟さ、書籍だと何に当たるのでしょうか?
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