2010年8月18日

嫌いになる?

ミクシィで紹介されていたコラムです。

好きだった人を4STEPで嫌いになる方法

あたしとしては、無理に嫌いになる必要はないと思うのですが、この場合、嫌いになるというよりも「ふっきる」「新しい出逢いに向かう」という意味なのでしょう。

あたしの場合、それができないから、ズルズルといつまでも、昔好きだった女の子のことを引きずっちゃって、どんな女の子と知り合っても、知らず知らずのうちにその子と比べてしまっている自分がいるんです。女々しいと言われても、仕方ありません。

「昔好きだった」と書きましたが、そういう意味では「今も好き」「たぶん、これからもずっと好き」なのかも知れない、そんな風に思います。別に、そのことつきあっていたわけではありません。なにせ、あたしは恋人イナイ歴=年齢ですから。

かといって、その子のことは、遠くから見つめているだけ、というわけでもありませんでした。だって、同じクラスだったわけですし、席も近くになることが何回もありましたから、よく話はしていました。

そういう面では、という言い方が正しいのかわかりませんが、あたしは別に、女の子の前では上がってしまって全然しゃべれなくなってしまう、しどろもどろになっていつもの自分を見失ってしまう、そういうタイプではありません。

むしろ、その逆で、ごくごくふつうに自然に話ができる方でした。そんでもって、毎日のように彼女には「好きよー」「大好きよ」と言ってましたので、たぶんその子は冗談としか受け取っていなかったのだと思います。あたしも、多分に照れ隠しでそうしていた面はあったと思います。

でも、冗談めかして言ってたんですが、言ってる内容については本気でした。結局、その子への気持ちをずーっと引きずったまま、二十数年の時間が流れて......

バカですね。こんな記事、5年以上が第2位ですが、あたしと比べたら......

で、先のコラムです。

1)まずは好きだった人との日々を思い出しましょう。
2)沸きあがった不満や怒りをそのまま紙に書き出します。遠慮はいりません。悲しい気持ちを怒りに変えましょう。
3)紙がいっぱいになったら、それをひとつひとつ読み返しながら、心の中でその言葉を肯定していきます。
4)恋がさめたら最後はその紙をグシャグシャに丸めるかビリビリに破って、怒りを発散させましょう。

あたしの場合、2)ができません。不満や怒りなんてないです。思い浮かびません。というよりも、そもそも想い出と呼べるようなものがないです。

あるのはあくまでも高校の日常生活のひとこま、彼女との間に、特にこれといったエピソードなんかありません。これがドラマとか映画なら、一緒に委員の仕事をした、修学旅行の時に二人きりで歩いた、といった「いかにも」というエピソードでもあるのでしょうけど、そんなもの皆無です。

だから、一方的にいい記憶だけが肥大化し、理想化されて、今も心の中に残っているのです。当時は高校生でしたから、そんなこと思いもしませんでしたけど、社会人になってからは、たとえば、あたしはタバコが嫌いで、タバコを吸うというだけで、その女性を嫌いになることができるのですが、あたしにとって想い出の彼女は、タバコを吸っても唯一許せる女性にまで理想化されています。

そんな想い出というか、もはや妄想を、いつまでも引きずっていてはいけないことはわかっていますが、そもそも彼女とつきあっていたわけでもなければ、(挨拶代わりに「好き」と言っていただけで)告白をしたわけでもないので、別れるとかフラれるといった経験もしていないわけです。たぶん、これが最大の問題なのでしょう、終わりがはっきりしていないのが。

Is this love ?


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