2010年8月 4日

ジュンクの社員はドコモを持て?

ケータイ大手のドコモと大日本が提携するそうです。

大日本と言えば丸善とジュンク堂書店、文教堂を従えた、いまや出版業界の巨人。そもそも出版なんて最も儲かりそうもない業種にここまで手を伸ばしてきて、いったい大日本の腹の内はどうなっているのやら......

そんなことを思っていたら、こんどはドコモと提携ですか。となると、私物は別としても、丸善やドコモの社員は皆さん、auやソフトバンクを使ってはいけません、皆さんドコモに乗り換えましょう、という業務命令が出るのでしょうか?

しかし、ドコモは携帯書籍端末も開発するわけですか。

少し前に、大日本、丸善、ジュンクが組めば、電子書籍でもイニシアティブがとれるだろうというような内容のダイアリーを書きましたが、まさかそこへドコモまでが加わってこようとは、そこまではちょっと予想できませんでした。

アップルやグーグルがどう頑張っても、無理矢理にでも既存の業界を押さえてしまえば勝ちですから、日本の電子書籍の世界は、大日本を中心に回っていくのでしょうか?

アップルやグーグルにいいようにさせはしないぞ、という国粋主義的な気持ちはありませんが、日本人として確かに溜飲が下がる話かも知れません、でも、また一つ、ガラパゴス化してしまうのかと思うと、むしろ憂鬱な気持ちでもあります。

電子書籍といえば、こんなニュースも業界を暗くしますね。

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