2010年7月26日

女性三人仲良しグループ

「便所飯」の本を読んだからなのか、ふと思いました。

日本のトイレは世界一なんですよね、って。

確か上海万博でも日本のトイレが話題になっていたはずです。テレビで見ましたけど、確かに日本のトイレはすごいです。

で、「便所飯」です。

これはTOTOさんに頑張ってもらって、「トイレでひとりランチ」用の便所というのを作ってもらったらどうでしょうか? 匂いなんか気にならない、どこもかしこもピッカピカの清潔トイレ、居住空間もゆったりスペースで、これならあなたもくつろぎの便所飯ライフが送れます、なんてね。

冗談はさておき、もし本当に「便所飯」なんかが流行りだして、海外でも報道されるようになったら、きっと外国の人は「日本のトイレはキレイで快適だから、たぶん食事も美味しく食べられるだろう」と信じ込んでしまうのではないでしょうか? うん、これは冗談じゃなく、あり得そうです。

ところで、昔、ある本で読みましたが、戦国武将の武田信玄はトイレ、というか、当時なら厠(かわや)と呼ぶべきでしょうか、とにかく、トイレに籠もって考え事をしたそうです。なので、トイレもそこそこの広さ、ちょっとした座敷程度の広さはあったという話です。

それなら確かに食事もできそうですね。食事どころか寝泊まりだって可能なのではないかと思います。そもそも摂食と排泄が一つ所で済ませられるなんて、生物学的には実に合理的なのではないでしょうか? なんとなく、あたしはそう思います。

しかし、この空間イメージを広げていくと、たどり着くのは独房です。刑務所です。あれって、食堂で食事をさせてもらえず、房の中で孤食に耐えるのだとしたら、究極の「便所飯」ではないでしょうか?

いかん、いかん。発想が暗いですね。もっと明るく考えないと。

そうだ、トイレもあって、居住空間も快適とくれば、ワンルームマンションなんて、これに近いのではないでしょうか? おまけに風呂場まであります。住宅メーカが作るワンルームマンションはたくさんありますが、トイレメーカー・TOTOが作るワンルームマンションなら、まずはトイレがメインとなるのではないでしょうか?

そうです。ワンルームマンションではありません。ワンルームトイレです。




あっ。タイトルを忘れていました。今回書きたかったのは「女三人仲良しグループ」です。

もう一冊読み終わった『なぜアヒル口に惹かれるのか』の中に、女三人仲良しグループという言葉出てきました。確か、「仲良くつるんでいても本当の友達ではない」的な文脈の中だったと思います。

いま、その文脈はどうでもいいです。あたしが気になったのは「女三人仲良しグループ」という言葉です。否、そういう形態、状態です。

この時季、大学も休みに入りつつあり、OLも早めの夏休みをとって、友達どうし仲良く夏の旅行へ、といった様子の人を朝の通勤電車で見かけます。

で、その人数なんですが、二人が中心なのですが、確かに三人グループというのも多いのです。あたしの場合、中央線を使っているので(お茶の水下車)、東京駅から新幹線で北へ南へ、あるいは羽田へ向かう、成田へ向かうという人が特に多いようです。

もしかしたら、東京駅などでさらに友達と待ち合わせをしているかも知れませんので、本当に二人で旅行なのか三人なのか、あるいは四人なのかわかりませんが、見ていると確かに三人っているんだなあと思います。(男性の場合、この時季にそういう旅行に行くような人たちを見かけることはほとんどありません。)

で、よーく考えてみてください。食事でも乗り物などでも3人ってどうですか? 2人、そうでなければ4人っていうのがちょうどよくないでしょうか? ホテルなども一人部屋でなければ二人部屋ですよね? 3人なら二人部屋にエキストラベッドを入れるのでしょうか? だったら4人の方が二人部屋を2つでちょうどよいですよね?

しかし、しかしですね、4人だと、予定を合わせるのが大変なのかも知れません。3人だったらまだ合わせやすいのでしょうけど、4人になると格段に面倒になりそうなのは予想がつきます。

だったら二人なら、もっと簡単じゃないかと言われそうですが、これもたぶん理由がありそうです。つまり、二人だと、旅の途中でケンカでもして気まずくなったら修復しにくくなる、それを回避するためにも、二人ではなくあえて三人でグループを作るのではないかと思ってます。

三人いれば、二人が諍いを起こしそうになっても、もう一人が緩衝材というか、仲裁役になってくれるのではないでしょうか? またそういう安心感というか、ある種の「保険」があるというだけで、諍いも起こりにくくなるという、女性たちの防衛本能なのではないかという気もします。

この推論、あたっているでしょうか?

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