2010年7月21日

スキャナーが売れてる?

先週土曜日の東京新聞の記事です。第一面に載ってましたから、よほどこの日は重大ニュースがなかったのでしょう。

で、東京新聞はフジテレビとは何の関係もないと思いますが、実は土曜の朝の「めざまし土曜日」でも似たような特集をやっていたのです。

どちらにも共通するのは、iPadの登場で蔵書をデジタル化しようとする人が急増しているということです。そして蔵書のデジタル化とは、つまり持っている本をスキャンして、PC経由でiPadに取り込むということになります。

さて、東京新聞の方は、このスキャニングを代行してくれるサービスが大繁盛しているという記事で、つまりこれは著作権的に問題になりはしないか、という内容です。

一方のめざましの方は、そういう需要のせいでiPadの発売以来、スキャナーの販売台数が伸びていて、自宅で手軽に蔵書の電子化ができます、というレポートでした。昨今のスキャナーは一気に両面のスキャンができるのですね。すごいです。一分間でA4が3枚と言ってました。

ところで、蔵書のデジタル化はわかりますが、これってつまりは書籍のページをまるごと画像として取り込んでしまうわけですよね。解像度がある程度なければ、画面上ではかなり読みにくくなるのではないでしょうか? とても長編小説とか人文書などをそうやって読みたいとは思えません。

確かに、テレビでやっているのを見ますと、最初のうちは「結構きれい」と思うかも知れませんが、長時間、長文を読むことになったら、目も疲れるし、やはり読みにくいのではないかと思います。第一、画像では検索ができませんよね?

そのあたり、どうなっているのでしょう?

それにしても、思わぬところで商機というのが眠っているものですね。

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