2010年7月11日

白水社→作品社

今日の朝日新聞読書欄に、作品社の『モスクワ攻防戦-20世紀を決した史上最大の戦闘』という本が載っていました。

作品社と言えば、最近では「・・・の歴史」「・・・の文化史」といったシリーズというか、一連の書籍が、そのタイトルの注目度と共に話題になっている出版社です。



ところで、今回の書評を見て、「あれ、どこかで見たような......」と感じたのですが、思い出しました。

モスクワ攻防1941-戦時下の都市と住民』です。あたしの勤務先から出ている本です。タイトルまでよく似ていますね。パクリではないのでしょうが、本当によく似ています。うろ覚えで書店に買いに来た人が間違えるのではないでしょうか?

で、さらに思い出しましたのは、今年の2月に、やはり作品社から出ていた『1989 世界を変えた年』です。これも書店で見たときに既視感が......。

今度はこれです、『東欧革命1989-ソ連帝国の崩壊』という一書。はい、お察しの通り、あたしの勤務先から出ている本です。

どうしたんでしょう? 似たような本が二回も続けて後追いで出るなんて......

いえ、別に「真似をするな!」なんて言いたいのではありません。純然たる別の本ですから、なんら問題はありません。

むしろ、やはりこのジャンルは需要があるんだと、心強い限りですし、作品社の本が出ることによって、書店によっては改めてあたしの勤務先の本も一緒に並べてくれる、積んでくれるところだってあるかも知れません。(いずれも翻訳書ですが、欧米でもトレンドなのでしょうか?)

相乗効果でまた風が吹くかも知れません、いや、吹いて欲しいです。

宜しくお願いします。

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