2010年7月10日

2010年07月号

本紙が皆様のお手元に届くとじきに、書店店頭には上下巻の『毛沢東 ある人生』が並び始めることと思います。小社刊『ポル・ポト』のフィリップ・ショート会心の評伝です。スキャンダラスな一面をセンセーショナルに取り上げた毛沢東伝は数多出ていますが、本書は右にも左にも偏らない毛沢東伝の決定版です。

毛沢東が建国した中国は、〇八年に北京五輪、今年は上海万博と国家的行事が続いていますが、〇九年も建国六十周年、来年は辛亥革命百周年と、節目の年が続きます。今後も各社から中国に関する書籍が、例年になく大量に刊行されるのではないでしょうか。

そんな意識が頭の中を占拠していたからなのか、表紙に「MAO」と大きく書かれた写真集を本屋で見つけ、とうとう毛沢東の写真集まで出版されたのかと思ったら、それはスケートの浅田真央選手の写真集でした。

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