2010年6月 9日

最小不幸社会

管総理の記者会見で飛び出した言葉です。

最小不幸社会

最初に新聞の見出しで見たときには、何のことかさっぱりでした。説明などを読むと、人々の不幸が最小限になるような社会だそうですが、ちょっと考え込んでしまいました。

あたし、いろいろとままならないことはありますが、とりあえず「不幸」とは感じていません。諸手を挙げて幸せですと宣伝するほどの幸福感はないものの、それなりに楽しく生きている、はずです。

そういう目でこのセリフを見ますと、「あたしさあ、不幸なんてこれっぽっちもないんだから、たとえ最小でも不幸なんて要らないのよ」と思ってしまいます。つまり、不幸を感じてない人不幸を押しつけないで、ってことです。

もちろん、菅首相が言いたいのは、不幸だと自覚している人のことで、不幸を感じてないハッピーな人はそのままハッピーでいてください、ということなのでしょうけど、見出しになって出されますと、なんか言葉が一人歩きして、勝手なイメージをどんどん生み出していってしまうかのようです、ね。

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