2010年6月 5日

このタイミングで?

ウーアルカイシが日本に現わるのか、と思うと複雑な心境です。

ウーアルカイシと聞いても反応できない人が、特に若い人には増えていると思いますが、それは致し方のないこと。だって、本家本元の中国人だって、若い人はウーアルカイシなんて知らないでしょ? いや、もしかすると天安門事件という出来事すら知らないまま大人になっているのかもしれません。

ウーアルカイシ、柴玲、魏京生ってあたりが、天安門事件で勇目になった若者でしょうか?

あたしの中国人の友人は、あの日、天安門広場にいたそうです。

中国へ旅行へ行ったとき、その友人の弟が半日北京観光につきあってくれました(友人は日本に留学中)。晩に天安門広場を一緒に歩いたとき、彼があたしに「ここで、バンバンと銃が撃たれて、学生が死んだ」と話してくれました(もちろん、中国語で、です)。

そんな風に、外国人、それも「小日本」と呼ばれる日本人に対し、ざっくばらんに話してくれる、それくらい天安門事件は風化しつつあったのでしょうか? あたしの記憶が正しければ、事件からせいぜい6年からそこらしか経っていない時です。周囲に中国人も含めあまり人がいなかったせいかもしれません。

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