2010年5月 4日

北宋の都・開封の賑わい

いろいろトラブル続きのように報道されている上海万博ですが、映像を見る限り、この二十年来の中国を知っている身には、「マナーも向上したね」「街もきれいになったよなあ」「中国の人も垢抜けて日本人と変わらないよ」と思えます。報道されているような問題点は本当に些細なことだと思います。

さて、先日、あたしの中国好きを知っている知り合いに、「上海、行かないの?」と聞かれましたが、高いし混んでいるこんな時季に行くわけはありませんし、今のところ行く予定は本当にありません(笑)。

もし、中国・上海へ行ったとしても街を歩くだけで、万博会場には行かないと思います。いや、遠くから、中国館の雄姿くらいは眺めるかもしれませんが、会場に入ってみたいとは思いません。

ただ、ただ、これだけは見てみたいなあと思うのが、中国館にある「動く清明上河図」です。「清明上河図」についてはこちらを読んでください。テレビなどでは、なぜかアナウンサーも含め「清明上河図」という単語を避けているのか、「昔の中国の町並み」だとか、「宋の時代の都の様子」などと説明していました。どうして「清明上河図」と言わないのでしょう? 不思議です。

あたしもタイトルは「開封」としてしまいましたけど、歴史的には汴京(ベン・ケイ、ベンの字がちゃんと表示できているでしょうか?)とも呼ばれますし、当時なら東京開封府が正しいのでしょうか? まあ、そこまではこだわらないとして、清明上河図くらいは、いくらテレビのワイドショーでもちょっと説明してもよかったのではないでしょうか?

それはともかく、あれはちょっと見てみたいですね。でも、たぶん、そのうち、万博が終わったら上海や北京の博物館でも上映(展示)するでしょうね。あるいはウェブで見られるようになったりして?

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