2010年5月 1日

魔都・上海

上海万博が始まったようです。テレビのニュースもトップかそれに準じる扱いで報じています。そういうニュースを見ていると、やはり「行きたいなあ」という気持ちがムラムラと盛り上がってきます。でも、高いし、混んでるし、わざわざこんな時期に行く必要はないか、とも思ってしまいます。

それにしても、上海にはもう何年行ってないでしょう? 最後に行った中国は2007年の西安・北京でしたから、上海には寄っていません。帰国後に、やはり上海にも行きたかったと思ったものです。上海に行ったのは2005年でしたね。

もう5年ですか。かなり、どころかまるで違う場所のように変わってしまっているのでしょう。「魔都」と呼ばれた当時の雰囲気は残っているのでしょうか? 少なくともあたしは、浦東には魔都の気分を感じることはできませんでした。やはり四馬路界隈ですかね、雰囲気が若干残っているのは。南京東路も、昔はバスも自転車も一見無秩序に走るごみごみした通りで、それが上海のエネルギーを感じさせたものですが、この十年くらい、きれいに整備されて歩行者天国になり、なんか興ざめなんです。これは北京の王府井にも言えますが......

ところで、そのテレビですが、なんか中国のこと全然知らない女子アナとかが大挙して上海に行ってますよね。現地レポートというのでしょうけど、あんなにたくさんの人が行く必要あるのでしょうか? やはりテレビ局ってお金持っているんですね。

あたしは別に中国のことを知らないアナウンサーが行くこと自体を非難しているのではありません。むしろ、変に玄人や中国通を気取った人が行って、したり顔でレポートするよりも、新鮮な驚きや発見を素直に表現してくれるぶん、好感が持てます。ただ、やはり現地のこと、中国のことに詳しい人がサブとして一緒に行っていた方が、より深くレポートできるのではないかな、とも思うのです。

ところで、あたし同様、上海に行かれない方、テレビニュースの映像を見るのもいいですが、こんなサイトもありますよ! 周辺(郊外)の鳥瞰図は未完の部分が多いのですが、万博会場だけは完成しているようです。


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