2010年4月26日

見てますよ!

少し前に、書店営業の担当地区が5月くらいから変更になるということを書きました。実は、変わるのは担当地区だけではなく、社外のさまざまな団体の担当も変更になります。

あたしは現在、ヤングアダルト出版会を担当しているのですが、5月で退職の人の後を受けて、こんどは人文会も担当することになりました。

で、先日、その月例会がありまして、出席してきました。ようやくヤングアダルト出版会に慣れてきたところで、またまた新たな人付き合いが増えるのはあたしにはかなりの試練ですが、仕事ですから耐えなければ(汗)。

ただ、これまで、人文会には代理で参加したことが数回あったりしましたし、いろいろなイベントで顔を合わせたことのある人もいるので、それほどハードルが高いものではありませんでした。

それでも、初めて逢う人が何人かはいらっしゃいましたので、こちらはドキドキでしたが、なぜか向こうはあたしのことを知っている人が多かったです。決して業界の有名人ではないのに不思議です。

で、そういう風に、あたしのことを一方的に知っている人からよく言われるのが、「ブログ、見てますよ!」というセリフです。

このセリフは、版元だけでなく、取次の人や書店の人からもしばしば言われます。「あれ、まあ、恥ずかしい」などと返しつつ、このあとのパターンはだいたい決まっています。

「ネクタイ、どこで買うんですか?」というもの。

そうです。「ブログ、見てますよ」の「ブログ」って、どうもこのダイアリーではなく、こちらのことを言っているみたいなのです。なので、あたしに逢って開口一番、「あー、ネクタイの人だ」と叫ぶ方も比較的大勢いらっしゃいます。

しかし、あのネクタイコーナーはブログなのでしょうか? 単なるHTMLの文書ではないかと思うのですが......

まあ、どっちでもいいです。それに、あちらは勤務先でやっている、あくまでまじめでオフィシャルなものですから。販売促進活動の一環でもあります。ただ、時に、実在を疑われることもあるみたいですが(汗)。

それに比べると、このダイアリーは、あまり営業販促活動になるようなことは書いていません。時には業界のこととか仕事のことにも触れてはいますが、大半は女々しい愚痴ばかり。恋に悶え、枕を涙で濡らす、恋する乙女の独白、問わず語りでしかありません。こんなダイアリー、業界の人が読んだって、それこそ屁のつっかい棒にもならない、ってものです。

それでも、時々、こちらのブログを読んでいる方もいるみたいです。ただのMovableTypeで、閲覧記録をとれるようなプログラムではないので、誰が訪問してくれているのか全くわかりません。せいぜい、カウンタの数字で、今日は何人来たんだ、とわかる程度です。

なので、知り合いが読んでいるかもしれないと思うと、めったなことは書けないなあ、と自覚してはいます。でも、その一方で、こんなダイアリー読んでいるような知人はいないよなあ、と高を括っている部分もあります。

だから、エイプリル・フールの冗談ダイアリーを書いても、誰も読んでいないだろうと予想していたら、複数筋からあたしの勤務先に、確認の電話やメールが入ったのには驚きました。(まあ、ちょっとダイアリーのタイトルが直截すぎましたけど......)

しかし、不思議なのは、よくブログを通じて、昔の同級生や知り合いからメールが来たという話を聞きますが、あたしの場合、こうやってブログをやっていても、全くそういう体験がありません。あれは、あくまでネット上の都市伝説なのでしょうか? でも、ネット(ミクシィなども含め)が縁で、昔の友達と連絡を取り合うようになったという話は、確かによく聞くんですけどね。

となると、これって、あたしが、学生時代に、どれほどクラスメートから嫌われていたかということがわかる証左なのではないでしょうか?

もちろん、メールとか来ても、あたしは返事なんか返さないと思いますが......

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