2010年4月22日

数えるほど

近々、妹の結婚相手の実家へ、母と訪ねることになりました。要はご挨拶というやつです。そのことで、たまたま母親と話をしていて思い出したのですが......

あたしって、他人を家に呼ぶのも、他人の家へ行くのも嫌いなんです。確かに、人を招けるような広い家には住んだことがないという事情もありますが、それでもクラスメートの家に行くとか、逆にうちへ招くということは好きではありません。

で、思い出したことというのが、たぶんあたしって、生まれてこの方、クラスメートを家に呼んだことって10回もないんじゃないかってことです。全く呼んだことないわけではありません。二、三回は記憶があります。たぶん忘れていることもあるでしょうから、10回くらいはクラスメートを家に呼んだことがあっただろうと思うわけです。

クラスメートの家に行ったことは、もうちょっと多かったかもしれませんが、それでも20回程度ではないかな、そのうちの大多数は、クラスの班で何かをする(発表とか?)ことになり、班のメンバーの誰かの家に集まって作業をした、ということだったのだろうと思います。

昔から、基本的に学校の人とは学校にいるときしか付き合わない、放課後や休みの日は学校を離れてのんびりしたいという気持ちが強かったので、放課後にクラスメートと遊びに行くということもほとんどした記憶がありません。

高校くらいになると、さすがに帰り道に喫茶店やファミレスに行って話し込むくらいはありましたが、休みの日にどこかへ行くということは、ほとんどなかったです。

それを寂しいと思ったこともありません。むしろ、月曜から土曜まで、昼間はずっと顔を合わせている連中と、どうして昼間以外、休みの日にも顔を合わせないとならないんだ、という気持ちの方が強かったです。

でも、そんな風に自分が思っていると不思議なもので、休みの日にちょっと出かけることがあったとしても、クラスメートとか知っている人に街で偶然出逢うということもないのです。あたしの場合、大学まで住んでいたのは杉並区で、休みの日に買い物に行くとすれば吉祥寺が主たるエリアでした。中学、高校も公立ですから、クラスメートもだいたい杉並に住んでいる人がほとんどで、遊びに行くとすれば、渋谷、新宿という場合もありますが、吉祥寺が多かったんじゃないかと思いますが、吉祥寺で知り合いに逢ったということはありません。

案外、こんなものなのでしょうか? ドラマみたいに、しょっちゅう偶然の出逢いがあるわけはないとはわかっているものの、確率的にはそれほど低いとも思えないのですが、あたしには全くなかったです。

別に、じゃあ、休みの日に街で偶然クラスメートに出逢ったからといってどうするの、という話ですが、別にどうというわけでもありません。ただ「やあ」と言って終わりでしょう。もし出逢うのが乾さんだったらお茶にで誘ったかしら? いや、高校生じゃそんな行動には移せなかったでしょうね。

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